(株)フォービスは29日、XMLベースのウェブアプリケーション構築用サーバーソフト『FORBiS DYNAMIC SERVER』を本日より発売すると発表した。
発表会で説明を行なう同社代表取締役社長の家永慎太郎氏 |
『FORBiS DYNAMIC SERVER』は、オンラインショッピングサイトや検索サービスサイトといった既存のウェブサイトを、ウェブサービスとして定義し、ウェブアプリケーションのコンポーネントとして組み合わせることで、分散アプリケーションやポータルサイトを構築できるサーバーソフト。
同社が開発したXMLベースのウェブアプリケーション構築言語“CIML(Component Integration Markup Language)”により、ウェブデザインとアプリケーションロジックを分離して扱うことが可能で、複数の既存ウェブサイトの機能を容易に組み合わせることが可能という。
例えば、検索サービスや会員管理サービスといったウェブサービスを持つA社が、インターネット上のあるショッピングサイトと提携し、既存の検索サービス、会員管理サービス、ショッピングサイトを『FORBiS DYNAMIC SERVER』で組み合わせることで、会員向けのオンラインショッピングサービスサイトを構築できる。
『FORBiS DYNAMIC SERVER』の価格は標準構成で1740万円から。対応OSはSolaris 7/8。
本日都内で行なわれた発表会で、同社代表取締役社長の家永慎太郎氏は、「ウェブビジネスは多様化するユーザーのニーズに常に対応しなければならないが、すばやく経済的にアプリケーション機能を追加変更することは困難。『FORBiS DYNAMIC SERVER』はウェブサービスレベルの並列分散開発環境を実現し、開発期間を短縮、開発費用も削減できる」としている。