(株)アクセスは26日、組み込み向けBluetoothプロトコルスタック『AVE-Blue』(アーヴィーブルー)を発表した。これはBluetooth Version 1.1の仕様を基に同社が独自開発した組み込み・情報家電向けの無線通信プロトコルスタック。情報家電で広く使われている『NetFront』を中心としたソフトウェアとシームレスにインテグレートされており、ブラウザーを搭載した携帯情報端末(PDA)やカーナビゲーションシステム、デジタルカメラなどに対して、無線ネットワーク機能を今までより容易に追加できるとしている。
モジュール構成図 |
『AVE-Blue』は、Bluetooth v1.1に準拠するほか、HCI/L2CAP/RFCOMM/SDP/TCSBINのコアプロトコルをサポートし、FAX以外の12のプロファイルに対応する。基本スタックコアのモジュールサイズはROM60KB、RAM5KBで、CPUやOSには依存しないという。現時点で、日立のSH7709AとインテルのStrongARM1110に対応しており、OSも同社のμMore v4.0や日立のITRON HI7700に対応しているという。
現在、Bluetooth v1.0+CEに対応したEarly Access版をリリースしており、8月にBluetooth v1.1に対応した『AVE-Blue v1.1』の出荷を開始するという。価格は未定。