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鈴池和久の「COMPUTEX TAIPEI 2001」レポート(番外編)

2001年06月25日 00時00分更新

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 ホテルにチェックインし、部屋に入って驚いた。日本のホテルとは比較にならない広さなのだ。それと、もう一つ驚いたのは、部屋の温度は冷房が効いていて寒い位に感じたのだが湿度が異常に高くてバッグから取り出した資料のコピー紙が見る見るうちに湿ってしまい、とうとう印字した文字がにじみだしたことだ。こんなことは日本だとめったにないのだが、空調設備の故障か?と思うほどであった。設備の故障と言えば、とても困ったのだが部屋の電話回線から安定してインターネットに接続できなかったのである。実は、今回の同行取材で筆者は、月刊アスキー7月号(6/18発売)のレポート記事4ページを執筆する大役を仰せつかっており、その締め切りは、現地取材日程の中間日つまり6月5日なのだ。したがって翌日の開幕日から2日間で取材を敢行し会場を追い出される午後5:00から数時間で原稿を書きあげるとともにインターネット経由で月刊アスキー編集部へ原稿を送らなければならなかったのだが…。

■準備はしてきたが…

海外で地元プロバイダのアクセスポイントにダイヤルアップ接続してくれる“GRIC dial”だ

 今回の企画を知らされた時点でいろいろ準備を整えた。そのなかで最も詳しく調べたのが台湾からインターネットへ接続する方法である。これは、筆者が加入しているプロバイダのホームページで知ったのだが、特別な手続きなしで世界各国の連携プロバイダが提供するアクセスポイントからインターネットを利用できるとのことだった。具体的には、GRIC社(http://japan.gric.com/)提供の接続ソフト“GRIC dial”を使用することで、その場(海外)に応じた最寄りのアクセスポイントにダイヤルアップ接続できてしまうのだ。ただし、筆者が加入しているプロバイダーでは別途の課金が発生する(加入しているプロバイダーに応じて利用料金、接続方法や使用する接続ソフトが異なるので利用するまえに十分な下調べが必要だ)。  もちろん、日本を出発する前に“GRIC dial”をインストールして正しく接続できるか追加課金を承知で試してもみた。結果は上々で日頃のISDN環境と比較すると快適とは言えないまでも、筆者が契約していないプロバイダー経由でインターネットに接続できたのである。それともう一点、モジュラーケーブルのコネクター形状を確かめた。もしも、日本と異なっているなら、困ると思ったのだが、幸いなことに台湾は、日本と同じとわかって安心した。これは、インターネットで検索してあちらこちらのホームページを読ませてもらったお陰なのだが、台湾に関する情報は結構多かった。


プロバイダー名 接続ソフト名 追加される課金 その他
@nifty GRIC dial 20円/分 ダイレクトローミング5円/分(8/1より)・UUNETローミング10円/分
ODN iPass Connect 15円/分 -
OCN GRIC dial 18円/分 NTTコミュニケーションズグループのAPだと10円/分
BIGLOBE GRIC dial 20円/分 iPass:20円/分、UUNET:10円/分
InterQ iPass Connect 約4円/分~約25円/分 接続料金は請求時の為替レート -
DTI GRIC dial 30円/分
ぷらら iPass Connect 約4円/分~約25円/分 海外50ヵ国約400拠点 スタンダードAPだと追加課金なし
AT&T WorldNet AT&T iPassConnect 120分/月まで無料 1カ月につき120分まで無料。それ以上は超過分について20円/分
So-net GRIC dial 別途課金なし 海外からの接続も国内での利用と同じ扱い
Panasonic Hi-HO iPass Connect 30円/分 アメリカに提携プロバイダあり
プロバイダーによって様々な料金体系となっている。出国する前に予め加入しているプロバイダーで調べておこう。

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