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オリンパスシステムズ、原本データ保存システム『原本キーパー』を発売

2001年06月21日 19時34分更新

文● 編集部

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オリンパスシステムズ(株)は19日、帳簿や公文書などの原本データを、“消せない・変えられない”データとしてMOに保存する『原本キーパー』の販売を開始したと発表した。

『ハードキー』(パラレル版)
『ハードキー』(パラレルポート用)
『ハードキー』(USB版)
『ハードキー』(USBポート用)

同製品は、同社の1.3GBのMOドライブ(GIGAMO)のセキュリティー機能と組み合わせることで、帳簿や公文書などの原本データを保存するというもの。正式書類と同様に、“本人証明”“第三者の証明(受理・承認)”“訂正者の証明”などは、ソフトウェアとパソコンに取り付ける『ハードキー』とパスワードによる認証を通してから行なう。また、保存したデータは、自動的に変更履歴が作られ、“いつ”“誰が”“どのような操作(変更・追記)したか”を確認することが可能。また、変更履歴のそれぞれの時点での内容を表示でき、原本性が保てるようになっている。そのほか、同製品でフォーマットした1.3GB MOディスクに書き込まれた“原本データ”は消去することが不可能になっている。これにより、故意または過失による虚偽の入力や書き換え、および消去を防止できる。また、同製品で保存した原本データに自動的に電子署名を作成するため、データの改ざんやメディアの改ざんが行なわれても、電子署名で検知できる。そのほか、他のアプリケーションから、同製品でフォーマットしたGIGAMO上のファイルへのアクセスを拒否する機能も搭載している。

ハードキーはUSBとパラレルを用意しており、どちらも価格は3万8000円。原本キーパーのCD-ROMとUSB/パラレル用ハードキー2本、取扱説明書が同梱される。なお、ハードキーは1本で4ユーザーまで設定でき、ユーザーごとに“読み込み”“書き込み”のアクセス権を設定できるようになっている。対応OSは、USBセットがWindows 98/2000/Me、パラレルセットがWindows 95/98/2000/Me。同社では、年間1000セットの販売を目標にしているという。

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