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ビーコンIT、ドイツSoftware AGのXMLデータベースサーバー製品を発売

2001年06月21日 18時41分更新

文● 編集部 桑本美鈴

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(株)ビーコン インフォメーション テクノロジー(以下、ビーコンIT)は21日、ドイツのSoftware AGのメンバーオブエグゼクティブボードでセールス/マーケティング最高責任者のAndreas Zeitler(アンドレアス・ツァイトラー)氏の来日に伴う記者発表会を行なった。ビーコンITは、Software AGの国内総代理店。

ドイツSoftware AG社のZeitler氏
ドイツSoftware AGのメンバーオブエグゼクティブボードでセールス/マーケティング担当のAndreas Zeitler氏

Zeitler氏は、Software AGの製品展開について説明した。Software AGは、リレーショナルデータベース『Adabas』、システム連携ミドルウェア『EntireX』、XMLデータベースサーバー『Tamino』といった製品を市場に投入している。

まず同社は、Adabasの新製品として、ウェブベースでデータベース管理とモニタリングが可能な“Adabas Manager”を搭載した『Adabas Ver7.1.3』を今秋に、Parallel Sysplex、SMPサポート、XMLサポートなどを備えたメジャーバージョンアップ版『Adabas Ver8』を2002年にそれぞれリリースする。

またEntireXの新製品として、ERPなどとシステムを統合するためのアダプター機能やメッセージング機能を搭載した『EntireX Platform』を今秋リリースするという。

Zeitler氏は、「われわれは欧州で最も大きなシステムソフトウェア(データベースや管理ツールなどシステム統合に関わるソフト)のプロバイダーであり、売上は6億ユーロとなっている。日本に直接の子会社はないがビーコンITに代表してもらっている」

「われわれは3年前、XMLに会社の将来を託すことを決めた。近年XMLは広く世界で受け入れられるようになっている。XMLドキュメントを利用してデータを交換するためのXMLサーバー製品が『Tamino』だ。企業間でのインターネットを介したコラボレーションを実現する」としている。

一方、国内でのSoftware AG製品の展開について、ビーコンITは、IBM OS/390版の『Tamino for OS/390』を10月にリリースする。価格は未定。

ビーコンIT代表取締役社長の末舛史郎氏は、「E-ビジネスシステムは変化が激しく、従来のミッションクリティカルな基幹システムよりも信頼性が重要、さらに24時間対応の必要がある。それを実現するのがAdabasだ。また、これまでのSQLとRDBが標準だった時代から、今後はXML標準の時代に変わる。ブロードバンド時代になりドキュメントや動画のマルチメディア対応が不可欠となった場合、情報の橋渡しとなるのがXML、そしてTaminoだ」としている。

ビーコンIT末舛氏
ビーコンIT代表取締役社長の末舛史郎氏

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