すでに対応マザーボードやCPUクーラーが登場している新パッケージ(FC-PGA2)のPentium IIIだが、ショップの情報によるとES品ではない正規品が20日に登場しそうだ。
最初にFC-PGA2対応をうたって登場したAbit製マザー「VH6T」 |
新パッケージのFC-PGA2はCPU表面にIHS(Integrated Heat Spreader)を被せたもので、インテルのデータシートによると、コア電圧は1.75Vにアップしており、当初は0.18μmプロセスの製品になると思われる。
FC-PGA2対応のHANANO製CPUクーラー「S3710-5015」(型番) |
すでにアキバに登場しているcD0コア版のPentiumIII(FC-PGA)パッケージ。FC-PGA2になっても同様のパッケージかどうかは不明。 |
秋葉原のショップでは「次の入荷分から登場する」(DOS/Vパラダイス本店)や「20日の夜には入荷しそう」(高速電脳)としており、来週入荷としているショップが多い。また、入荷してくるものは1GHzで、バルク品ではなくリテールボックスであるという。この情報が確かであるならば、2~3個といった限定数ではなく、ある程度まとまった数のPentium IIIが並びそう。あわててES品に手を出すよりも、もう少し待てばリーテール品が手に入る。
気になるのはCPUファンだ。IHSがついた分、ヒートシンクからCPUソケットの留め金までの距離が若干高くなっていることが想像できる。リテールボックス品にはクーラーが入っているものと思われるが、従来製品通りなのか留め金に何らかの変更が加えられているのか要注目だ。