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リコー、電子文書の原本性を保つためのソフトウェアのUNIX対応版を発売

2001年06月04日 22時05分更新

文● 編集部

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(株)リコーは4日、電子文書の原本性を保つためのソフトウェア『TrustyCabinet V1』のUNIX対応版『TrustyCabinet UX V1』を5日に発売すると発表した。価格は300万円。

『TrustyCabinet(トラスティキャビネット) V1』は、電子文書を原本として長期間保存管理する機能(原本性の確保)を提供するソフトウェア。リコーと(株)NTTデータがWindows NT用に共同開発し、2000年7月に発売した製品。UX V1はそれをUNIX対応にしたもの。対応するUNIX OSはSolaris 7(SPARC版)。クライアントパソコンのOSも、Windows NT 4.0のほか、Solaris 7とWindows2000に対応した。

汎用サーバーパソコンで専用のサーバーソフト(TrustyCabinetサーバプログラム)を動かし、外部からはJAVAなどで提供する特殊APIによるアクセスのみを許可することで原本性を確保する。原本は、TrustyCabinetサーバー内部のハードディスクあるいは光ディスクなどの耐用年数の長いリムーバブルメディアに格納する。

電子署名技術“TCABsign”により原本やログの改ざんの検知処理が可能なほか、複数のコンテンツを1つの原本として扱うことも可能。特別なアプリケーションを使わずに電子文書のファイルや属性情報の参照も行なえるという。

同社では、官公庁・自治体の“電子政府構想”に必要な、電子文書管理、電子文書交換、電子申請、電子調達などのシステム用に、SIベンダー向けに拡販するほか、自社システムに組み込んで販売する。

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