日本電気(株)は4日、メトロ(都市内)通信網向けとして、伝送容量40GbpsのGigabit Ethernet多重光伝送装置『MetroGiga』(メトロギガ)の販売を、国内・海外市場に向けて開始したと発表した。出荷は9月の予定。
『MetroGiga』 |
『MetroGiga』は、32チャンネルのGigabit Ethernet信号を多重化し、40Gbpsの光伝送を可能にするもの。8チャンネルのGigabit Ethernet信号を10Gbpsの時分割多重信号に変換し、さらに4つの10Gbps信号をCWDM(Coarse Wavelength-Division Multiplexing:低密度波長多重)に多重化する。システムは10Gbpsの基本ユニット4つとCWDMユニットに分かれており、10Gbps単位で増設が可能。基本ユニットとCWDMユニットの光接続を変更することで、ポイントトゥーポイントやリングなどのさまざまな形状のメトロ通信網への対応が可能となる。基本ユニットの10Gbps信号は、SONET/SDH(同期光ネットワーク)と親和性があり、基幹通信網(DWDM伝送装置)とのシームレスな接続が可能という。