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携快電話4

携快電話4

2001年06月20日 00時00分更新

文● 遠藤

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携快電話4

ソースネクスト

シリアルケーブル版 6800円
USBケーブル版 9800円
USB充電ケーブル版 1万1800円
USBモデムケーブル版 1万3800円

ソースネクストの「携快電話4」は、メモリ(電話番号とメールアドレス)、着信メロディ、メール、待ち受け画像の各編集機能に加えて、ブックマーク編集、PCで受信したメールを携帯に自動転送する「メールエージェント」などを装備した多機能なソフトだ。

 それぞれの機能はツールとして独立しており、「スタート」-「プログラム」-「携快電話4」のメニューから選択して起動する。まずはメモリ編集機能から見ていくとしよう。

細かい項目まで入力・編集できる
「メモリダイヤル編集ツール」

 メモリダイヤル編集ツールを起動して最初に表示されるのが、6つの大きなボタンが並ぶ「メイン画面」だ。この画面は、いわゆる初心者向けのウィザードで、各ボタンをクリックしていくと、そのつど音声で手順を紹介し、必要な設定画面が表示されてデータの読み込みから編集、一括更新・ファイル(PC)への保存までひととおりできる。

携快電話メモリ編集画面
大きなボタンが配置されたメイン画面。操作をひとつ進めるごとに、矢印と上部のメッセージで次にどの操作をしたらいいのかがわかる。

初めて使用する場合は、

  1. 「読み込み」ボタンをクリックして使用機種と暗証番号を入力、携帯からメモリデータを読み出す
  2. 「編集」ボタンで編集画面に表示切り替えしてデータの編集を行う
  3. 「更新」ボタンで携帯へ全データを一括転送
  4. 「保存」ボタンでファイル保存

――という手順になる。

携快電話メモリ編集画面2
メモリデータ管理のほかに、携帯電話へ選択したデータのみの“部分転送”などもここから実行できる。
携快電話インデックス領域画面
インデックスはグループ名を含め全6種類が用意されている。「あいうえお」なら“あ行”や“か行”など行ごとに、「名前検査」では名前項目のデータ有無や重複データをリスト表示する。

 実際にメモリ編集機能の要となるのは「編集画面」で、データの編集/追加/削除といった「メモリ管理」、番号を振り直す「リナンバー」、使用機種・暗証番号・ポートなどの通信設定、そして全メモリデータの読み込み/更新/消去や、選択したデータのみの部分読み込み/更新/消去を細かく指定できる。

 編集画面は、左側が「インデックス」と呼ばれる領域で、ここで選択した項目のデータだけが右側の「リスト」に表示されるのは多くの携帯ソフトと同様だ。携快電話4ではデフォルト設定の「グループ名」以外に、「あいうえお」「メモリ番号」「名前検査」「フリガナ検査」「電話番号検査」の5項目に切り換えられる点が異なる。「あいうえお」は五十音順の“あ行”“か行”などの行ごとに、「メモリ番号」は0~99、100~199……という具合に100番単位でリスト表示するもの。残りの3項目については、選択した項目が「空白」もしくは「重複する」ものだけを表示する機能で、たとえばフリガナのないデータだけを表示させてPC上でフリガナを追加入力したり、重複したデータを選び出してデータを整理するといったことも簡単にできる。

 データのインデックス以外に、全データ、表示中の全項目、電話番号や電子メールなどの決められた項目のみ、といった具合にあらかじめ検索対象を指定できる“検索機能”も搭載している。また、多段階の「元に戻す」に対応しているので、データの削除、編集変更の取り消しなども気軽に行えるのも嬉しい。



携快電話メモリ編集画面
携帯電話に転送できない項目は赤字で表示される。1件のデータ内に登録した電話番号(1~4)ごとに、住所やメールアドレスを管理する。

 データ入力画面では、着メロ、着信イメージ、イルミネーション、応答メッセージを設定できる機種向けや、“D502i専用”の似顔絵機能、“au端末用”の顔メロ機能などにも対応している。機種ごとに異なるこれらの項目は、設定した使用機種に応じて、転送できない項目を赤字で表示する仕組みになっている。
 データを新規登録すると、メモリ番号が自動的に割り振られるのも便利だ。携帯電話に登録できる項目以外に郵便番号、住所、組織/所属、誕生日、URLなどの項目もあり、PIMソフトとしての機能も充実している。

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