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アイ・オーのUSB2.0カードはドライバ付属も動作制限あり

2001年05月26日 22時42分更新

文● 小磯

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USB2-PCI

 ついに正式版のドライバが付属したUSB2.0カードが登場した。アイ・オー・データ機器製「USB2-PCI」は、アキバ登場第5弾にしてはじめてメーカーが公式にUSB2.0対応をうたったUSB2.0コントローラだ。



カード
他社製品と同じく、NEC製のUSB2.0コントローラ“D720100GM”を搭載している

 ポート数は外部4で、対応機種はPC/AT互換機とPC-98NX。対応OSはWindows 98/98SE/Meとなっている(Windows 2000には後日対応予定で、現在はUSB1.1コントローラとして動作)。付属のFDからドライバをインストールすればUSB2.0を制御するEHCI(Enhanced Host Controller Interface)としてWindowsは同製品を“I-O DATA PCI to USB Enhanced Host”として認識する。



デバイスマネージャ
Windows 98が“I-O DATA PCI to USB Enhanced Host”として認識しているところ
マニュアル

 ただし、同製品の動作保証にはかなりの制限がかけられている。パッケージとマニュアルによると、USB2.0デバイスとして動作が確認されているのは、1日現在アイ・オー・データ機器製品のみとのこと。他社製のUSB2.0デバイスはすべてUSB1.1デバイスとして認識するとしており、この点には注意が必要だ。また“休止状態”などの省電力機能には対応していない。



デモ中

 価格はコムサテライト3号店、TSUKUMO eX.で6980円。なおTSUKUMO eX.では、変換ケーブルを変更することでマルチインターフェイスに対応するアイ・オー・データ機器独自インターフェイス“i・Connect”を採用した外付け最大16倍速書き込みのCD-RWドライブとUSB2-PCIを接続し、USB2.0デバイスとして動作させるデモを店頭で実施中だ。接続には「後日発売予定」(同社)のi・Connect-USB2.0変換ケーブルを用いている。ひと足早くUSB2.0を体験したい人は行ってみるといい。



i・Connect
大16倍速書き込みのCD-RWドライブのi・Connectインターフェイスにi・Connect-USB2.0変換ケーブル接続したところ

 ちなみにアイ・オー・データ機器では、同じくi・Connectを採用しUSB2.0に対応する容量60GBの外付けHDD「HDA-i60G/US2」と、書き込み最大16倍速CD-RWドライブの新型「CDRW-i16J/US2」も発売予定。CDRW-i16J/US2はJustLinkに対応している。



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