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プロジェクトA、Officeユーザー向け情報コミュニティーサイト“モーグ”をリニューアル

2001年05月08日 23時12分更新

文● 編集部 中西祥智

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プロジェクト・エー(株)(※1)は8日、同社の運営するOfficeユーザー向け情報コミュニティーサイト“Microsoft Office Avenue Moug”に無料の会員制を導入し、メール配信サービスを開始したと発表した。

※1 プロジェクトAは、コミュニティーサイト“モーグ”の運営と、約80名の外部スタッフ“Proスタッフ(Project.A's SOHO Outside Staff)”によってパソコン関係の解説書や雑誌記事の執筆も行なう企業。

“モーグ”トップページ“モーグ”トップページ。掲示板や“即効テクニック集”などのコンテンツが並んでいる

“モーグ”は、同社代表取締役の大村あつし氏が、1997年11月11日に個人で始めたExcelユーザーのためのメーリングリスト“Excel Users Club”から発展したもの。“Excel Users Club”の会員数が7000人を超えたためため、Excel以外のOffice製品もあつかうサービスとして、2000年1月10日に“モーグ”を開始した。現在の会員数は約11万人。Q&A掲示板とメーリングリストでの参加者たちの発言を、そのまま掲示板で、あるいは“即効テクニック集”で公開する。

これまでも、掲示板などで質問に回答した参加者には“回答ポイント”が1回1ポイント与えられた。しかし、参加者を見分ける手段がハンドルネームだけだったため、参加者ごとに適切に“回答ポイント”を配分できなかった。そこで、会員制を導入したという。この“回答ポイント”には現在のところ特典はなく、その人が回答した回数を示す経験値のようなものとなっている。しかし今後は、“回答ポイント”に応じて“マスター”などの称号を与えることも検討しているという。

Q&A掲示板(Excel 一般機能)
Q&A掲示板(Excel 一般機能)

また、会員制に移行するにあたって、“MP(モーグポイント)”というポイントも新設された。会員登録や広告をクリックした際に、また掲示板で質問・回答するたびにポイントが加算される。この“MP”については現在、“モーグ”内での懸賞に応募する際に“MP”を賭ければ当選確率が上がる、といった使用法がある。将来的には商品割引券として、あるいは貯めた額によってコンテンツがダウンロード可能になる、というようなサービスを実施する予定。

新規に会員になる場合、会員登録時に年齢職業性別などのほかに、さまざまなジャンルの趣味嗜好を記入して登録する。それによって、会員の嗜好に合った広告メールを配信する。現在の同社の収益は、ホームページおよびメールの広告収入だけだが、今後は、同社の約80名の外部スタッフなどが有料で、マンツーマンで質問に答えるサービスなどを展開する。

また、現在の“モーグ”ではVBA(Visual Basic for Application)などの高機能な話題が中心になってきたため、姉妹サイトとして初心者向けの“モーグビギナーズ”のサービスを15日に開始する。

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