27日の記事でお伝えしていたように、GeForce3搭載ビデオカードの第1弾がProlinkからアキバにデビューした。型番は“MVGA-NVG20A”。実売価格は4万8800円~4万9800円で、いくつかのショップが販売中だ。仕様についてはレビューを参照してほしいが、現時点で最速と噂されるにも関わらず、実際のパフォーマンスについての情報がほとんど公表されていなかっただけに、ベンチマーカーたちの注目はかなりのもの。入荷するやいなや店内に待機していた人が購入していくショップもあるなど、Pentium 4-1.7GHzとあわせ、アキバでは久しぶりの大型人気商品となっている。
“MVGA-NVG20A”。全体が黄色で統一されている |
パッケージに貼られた黄色い紙(左)と“PixelView Multimedia”のロゴ(右) |
専用のパッケージが間に合わなかったのか化粧箱には“PixelView Multimedia”の印刷があるのみ。そこに“GeForce3”のロゴが大きく躍る黄色い紙が貼られているだけで、MVGA-NVG20Aの製品名をうかがわせる表記は確認できなかった。一方、代理店であるエムシージェイのウェブサイトには製品名と思われる「XX-Player」という記述があり、どうやら次回以降の入荷分からこの製品名が印刷されたパッケージに収められることになりそう。
気になるのは、なぜか「Ulead VideoStudio SE 4.0(Analog)」がパッケージに同梱されている点。MVGA-NVG20Aにはテレビチューナやビデオキャプチャ機能などはいっさいないため、同梱の理由はまったくもって不明。ただ“うれしいオマケ”であるとは言えるだろう。約5万円のビデオカードを購入してくれた人に対する、Prolinkからのプレゼントかもしれない。なお、ソフトDVDプレーヤ「PowerDVD 3.0」もパッケージにはバンドルされている。
MVGA-NVG20AにはDVI出力端子搭載モデル、DVIに加えてビデオ入出力端子を搭載したモデルもあるようだ |
カード自体の仕様は既報のとおり。ビデオチップには“A5”コアのGeForce3を搭載している。仕様書とマニュアルから判断するに、VRAMはEliteMT製のDDR SDRAM(64MB、3.8ns)であるもよう。また、Conexant製のビデオエンコーダを搭載し、テレビ出力を行える。 このほかマニュアルによれば、付属のドライバによりコアとメモリチップのオーバークロックが可能となっているようだ。
28日現在の価格情報
価格 | ショップ |
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\48,800 | サトームセンパソコン館 PC isLand USER'S SIDE本店 |
\49,800 | OVERTOP 高速電脳 コムサテライト1号店 コムサテライト3号店 T-ZONE.PC DIY SHOP PCiN秋葉原 |