マイクロソフトは24日、家庭/企業向け次期デスクトップ用OS『Microsoft Windows XP 日本語版』ベータ版(ベータ2)の配布を開始した。
ASCII24でもこの『Windows XP Professional 日本語版 ベータ2(Build 2462)』(以下Windows XP)をインストールして利用してみたので、Windows XPの基本機能や新機能などを紹介したい。
●マイクロソフト、Windows XP 日本語版β2を披露
●マイクロソフト、Windows XP/Whistler Serverのベータ版を配布
まずはログオン・スクリーン
Windows XPでは、PCを起動させると“ようこそ”のメッセージとともにログオン・スクリーン(画面1)が表示される。ここでは、1台のPCを複数のユーザーが利用できるようになっており、ユーザーが自分のアカウントをクリックし、パスワードを入力するとログオンできる。またユーザーアカウントの下には、現在ログオンしているユーザーはだれか? それぞれのユーザーが利用しているプログラム数はいくつか? 未読メール数はいくつか? などが表示される。プログラムに関しては、他ユーザーがログオンしている時でも、自分が起動したプログラムの処理をバックグラウンドで実行させることが可能になっている。
画面1 ログオン・スクリーン。複数のユーザーを切り替えて利用可能 |
画面2 Windows XP初起動画面。デスクトップ上に、“マイ コンピュータ”“マイ ネットワーク”などが表示されなくなり(スタートボタンのメニュー内に移動)、“ごみ箱”が右下に配置されている。左上のアイコンは“バグ レポート提出”へのショートカットなどなので、製品版ではデスクトップ上にはなにもなくなってしまうかも |
“マイ コンピュータ”などはスタートボタン内に移動
スタートボタンをクリックすると次の画面(画面3)になる。上部にはユーザーアカウントが表示され、“マイ コンピュータ”“マイ ネットワーク”などもこちらから利用できる。
よく利用する“インターネット Internet Explorer”“電子メール Outlook Express ”の2つのアプリケーションは左側上部に固定され、その下側の“Windows Media Player”などが表示されているエリアには、最近起動したアプリケーションが(5つまで)登録される。
画面3 スタートボタン |
“マイ コンピュータ”の中身
“マイ コンピュータ”の中身は下の画面(画面4)。Windows XPでは新GUI“Luna”により、“マイ コンピュータ”に限らず左側のペイン内でタスクを選択するようになっている。
画面4 “マイ コンピュータ”。Windows XPではアイコンのサイズが大きめになっているが、これはPCの解像度の大型化のため、標準のアイコンサイズを大きくしたのだという。アイコンをカテゴリー別に分類している点にも注目 |
画面5 “マイ ピクチャ”。画面を見る場合に「拡大」「縮小」「回転」「ウィンドウに合わせる」などが選択可能なほか、左側のペイン内から、印刷、メールで送信、Webに公開といったタスクが利用できる |
また、Windows Media Player 8と連動する音楽/ビデオファイル専用フォルダ“マイ ミュージック”では、オーディオCDから音楽データを取り込むと、アーティスト名や曲名、ジャケット写真などを取り込むほか、ジャケット写真データをアイコンとして利用することも可能だ。