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サン、UltraSPARC III搭載のラックマウント型サーバーを販売

2001年04月19日 14時43分更新

文● 編集部

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サン・マイクロシステムズ(株)は19日、インターネットデータセンターやサービスプロバイダー、企業のインターネットシステムに向けたラックマウント型サーバー製品群に、64bitマイクロプロセッサー『UltraSPARC III』を搭載した『Sun Fire 280R』を追加し、同日から販売すると発表した。出荷は5月下旬に開始する予定。

『Sun Fire 280R』
『Sun Fire 280R』

『Sun Fire 280R』は複数台をラックに搭載することでシステムの拡張性や性能を高められるラックマウント型サーバー。本体の高さは4U(17.6cm)で、業界標準の19インチラックに格納が可能。システム管理専用サービスプロセッサー『RSC2』を装備し、遠隔からのシステム監視・制御機能を強化している。RSC2の独立したバッテリーにより、システム本体への電源供給が失われたときでもシステムの診断を遠隔から行なえる。障害の発生したコンポーネントを自動的に切り離してシステムを再起動することも可能。電源ユニットは二重化され、動作中の交換が可能。

Ultra SPARC III-750MHz(8MBの外部キャッシュ付き)を最大2個、メモリーを最大8GB、ホットスワップ可能なFC-AL(Fibre Channel-Arbitrated Loop)対応の内蔵HDDを最大72.8GBまで搭載可能。システムインターコネクトにはSun Fireplaneインターコネクトを採用し、1プロセッサーあたりの実効帯域幅は2.4GB/秒(最大4.8GB/秒)、現行の同クラス製品の約2.7倍(最大値)となる。サイズは幅438×奥行き692×高さ176mm(突起部を含まない)で、重量は最大34kg。

最小構成は、UltraSPARC III-750MHz、1GBのメモリー、36.4GBのHDD、DVD-ROMドライブ、電源ユニット2基、Solaris 8 サーバーライセンスなどで、価格は239万9000円。

なお、大容量メモリーを必要とするEDA(コンピューターによる電子回路設計)などにも適しているという。

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