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NTT、暗号技術の基本特許を無償で提供

2001年04月17日 19時32分更新

文● 編集部

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日本電信電話(株)(NTT)は17日、国内外の標準化機関などに対し、NTT情報流通プラットフォーム研究所が開発した共通鍵暗号方式“Camellia”(三菱電機(株)との共同開発)、公開鍵暗号方式“EPOC”および“PSEC”、電子署名方式“ESIGN”に関する基本特許を、それぞれの実装のために利用する場合に限り、無償で提供(実施許諾)すると発表した。関連する同社の実装ノウハウや、それに関する特許などは、無償実施許諾の範囲に含まれない。

今回の無償提供は、同社が低コストで安全な高度情報流通社会の実現に向けて主導的役割を果たすためという。サンプルプログラムのフリーウェア化や標準化活動への貢献などを通じて、今後の暗号応用研究や暗号技術を利用した新しい情報流通サービスの開発などに、NTT暗号・電子認証方式を使用できる環境を提供していくという。 また、これらの暗号・電子認証方式による電子認証システムや電子マネーシステムなどの暗号アプリケーションシステムの開発も積極的に進めていくという。

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