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メトロワークス、PS2用ゲームソフト開発ツール『CodeWarrior for PlayStation 2日本語版リリース2.55』を発表

2001年04月05日 00時37分更新

文● 編集部

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『CodeWarrior』の最新版発表

メトロワークス(株)は4日、(株)ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCEI)の『PlayStation 2』用ゲームソフト開発ツール『CodeWarrior for PlayStation 2日本語版リリース2.55』を23日に発売すると発表した。同時に、PS2専用性能解析ツール『CodeWarrior Analysis Tools for PlayStation 2 Release 1.1』と入出力プロセッサー用IOPモジュール開発ツール『CodeWarrior for PlayStation 2 IOP Extension 日本語版』も発売する。

『CodeWarrior for PlayStation 2日本語版リリース2.55』
『CodeWarrior for PlayStation 2日本語版リリース2.55』

『CodeWarrior』は、PS2のCPU“EmotionEngine”に最適化されたコードを生成するC/C++コンパイラ、“EmotionEngine”のマルチメディア命令に対応したアセンブラ、リンカやデバッガなどで構成されるPS2用統合環境開発ツール。『IOP Extension』と併用することにより、“EmotionEngine”、VU(浮動小数点ベクトル演算ユニット)マイクロコードとIOPモジュールが、1つの統合環境で開発、デバッグが可能になったという。そのほかには、

  • VUマイクロコードのステップ実行を可能にするVUデバッガを装備
  • DMAタグ情報を表示可能なDMAタグビューを装備
  • コンパイラ、リンカ、デバッガがオーバーレイ表示に完全に対応

などの機能がある。対応言語はC/C++/アセンブラで、対応OSはWindows Me/95/98/2000/NT 4.0(SP5)。必要とされるスペックは、PentiumIIプロセッサー以上、メモリー64MB以上、ハードディスク120MB以上のPC/AT互換機となっている。価格は1ライセンスあたり34万5000円で、1年間のテクニカルサポートが6万9000円。

『CodeWarrior for PlayStation 2日本語版リリース2.55』デバッグ画面
『CodeWarrior for PlayStation 2日本語版リリース2.55』デバッグ画面

『IOP Extension』は『CodeWarrior』の機能拡張パック。対応OSはWindows Me/95/98/2000/NT 4.0(SP5)以上。必要とされるスペックは、PentiumIIプロセッサー以上で、メモリー64MB以上、ハードディスク120MB以上のPC/AT互換機。価格は1ライセンスあたり14万8000円で1年間のテクニカルサポートが2万9600円。

『CodeWarrior Analysis Tools for PlayStation 2 Release 1.1』コードカバレッジツール
『CodeWarrior Analysis Tools for PlayStation 2 Release 1.1』コードカバレッジツール

『CodeWarrior Analysis Tools』はPS2専用の性能解析ツールで、『CodeWarrior』と併用することで、ゲームソフト開発におけるコーディング、ビルド、デバッグ、性能解析という一連の開発工程を一貫して行なうことができるという。対応OSはWindows Me/95/98/2000/NT 4.0(SP5)以上。必要とされるスペックは、PentiumIIプロセッサー以上で、メモリー64MB以上、ハードディスク容量は50MBとなっている。価格は1ライセンスあたり34万5000円で、1難関のテクニカルサポートが6万9000円。

『CodeWarrior』対応のフォントモジュール

(株)インフォウェイブは4日、PS2用日本語表示ソフト『FontManager』が『CodeWarrior』に対応したと発表した。『FontManager』は、日本語TrueTypeフォントから独自の圧縮技術を用いて、組み込み機器向けのグレースケールフォントを生成するWindowsソフトウェア『FontManagerTOOL for Windows』と、フォントデータを読み込んで、テクスチャーにリアルタイムで描画するC言語ライブラリー『FontManager for PlayStation 2』の2つで構成されている。

『FontManagerTOOL for Windows』はWindows Me/98/2000以上に対応しており、必要なスペックはPentium プロセッサー以上で、64MB以上のメモリーを搭載し、10MB以上のハードディスクの空き容量のあるPC/AT互換機。価格は1ライセンスにつき15万円。『FontManager for PlayStation 2』は1タイトルにつき25万円で、コピー数は無制限となっている。

2タイトルのゲームが『CodeWarrior』で開発

また、メトロワークスは、(株)カプコンの『BIOHAZARD ‐CODE:Veronica‐完全版』と(株)ビクター インタラクティブ ソフトウエアの『パイロットになろう!2』が、『CodeWarrior for PlayStation 2』で開発されたことも同時に発表した。

『パイロットになろう!2』
『パイロットになろう!2』
『パイロットになろう!2』夜間の離着陸
『パイロットになろう!2』夜間の離着陸

『BIOHAZARD ‐CODE:Veronica‐完全版』は、ホラーゲーム『BIOHAZARDシリーズ』のPS2用最新版。3月22日発売で、価格は6800円。『パイロットになろう!2』PS2用フライトシミュレーションゲーム。3月8日発売で、価格は6800円。

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