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日本TI、インターネット端末向け画像処理用DSPを発表

2001年04月04日 19時55分更新

文● 編集部

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日本テキサス・インスツルメンツは4日、インターネット端末やデジタル家電向けのリアルタイム画像処理用ICとして、MPEG-4に対応したDSP『TMS320DSC24』を発表した。2000年7月に発表したデジタルカメラ用の『TMS320DSC21』に続く『TMS320DSCx』シリーズの2番目の製品となる。

『TMS320DSC24』
『TMS320DSC24』

『TMS320DSC24』は、320×240画素(CIF)の解像度でリアルタイムで符号化・復号化が行なえる処理能力を持つプロセッサー。マルチメディア処理用の低消費電力型DSPコア『TMS320C5000』とシステム制御用のRISCプロセッサーコア『ARM7TDMI』を内蔵する。搭載するメモリーは64kword。同社は、MPEG-4/MPEG-1/H.263/MP3/AAC/JPEG/Motion JPEG用のソフトウェアモジュールを提供するほか、最適化したソフトウェアコーデックをライセンスする。また、A/Dコンバーター『TVP5031』や帯型デジタル機器用コーデック『TLV320AIC23』などの周辺回路用アナログICも供給するとしている。

『TMS320DSC24』は、0.15μmCMOSプロセスで製造され、同日よりサンプル出荷を開始。量産開始は第3四半期で、価格は10万個受注時の単価が25ドル(約3150円)以下の予定。

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