このページの本文へ

オモイカネ(株)、「Omoikane GNU/Linux 1.2」をリリース

2001年04月04日 19時43分更新

文● 編集部

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

オモイカネ(株)は、3日、「Omoikane GNU/Linux 1.2」シリーズとディストリビューション開発キット「Distribution Builder1.2」をリリースした。

「WorkStation OGL 1.2」画面
「WorkStation OGL 1.2」のデスクトップ画面

「Omoikane GNU/Linux」シリーズは以下の4つがラインナップされている。

  1. WorkStation OGL 1.2……デスクトップ向け
  2. WorkStation++ OGL 1.2……デスクトップや開発用途向けに多くのパッケージを収録
  3. Server OGL 1.2……インターネット・イントラネットサーバ向け
  4. X-term OGL 1.2……簡単な設定でX端末にできるインストール不要のライブシステム

「Omoikane GNU/Linux」は、Debian GNU/Linux互換、最新のGNOMEを採用したデスクトップなどを特色とするディストリビューション。今回、1.1から改良された大きな特長としては以下の2点が挙げられる。

  • USBに対応した“カーネル2.2.18”を採用
  • デフォルトのブラウザに、“Mozilla 0.8.1”(最新のCSSに対応)を、速度や外見などをカスタマイズして採用 (WorkStation++にはNetscape 4.76を収録)

そのほかの特長は以下のとおり。

  • メール配送システムにqmailを使用
  • 標準デスクトップにGNOME 1.2を採用 (GNOME COREは1.4)
  • i810/815チップセット、GeForce2などのビデオカードを自動検出
  • HTTP、NFS、FTPに対応し、ノートPCへのネットワークインストールが容易
  • 全自動インストールディスク生成機能 (一度行なったインストールを再現できる)

ソフトウェア構成

  • カーネル 2.2.18
  • glibc 2.1.3
  • gcc 2.95.2
  • XFree86 3.3.6
  • Debian 2.2r2ベース (2001年3月までのセキュリティアップデート対応済み)

動作環境

  • CPU……486DX以上(Pentium II-400MHz相当以上推奨)
  • メモリ……32MB以上(64MB以上推奨)
  • ハードディスク……600MB以上(WS++は1.2GB以上)

商品は、同社通信販売サイト、およびダウンロードサイトより入手できる。

価格は、サポートなしの場合、Workstation、Serverともに1000円。WorkStation++は1600円。

今回、Web直販に加え、新たにエンドユーザーサポートが開始された。 サポートを受ける場合、ユーザーは事前にユーザー登録をし、有効期限3カ月のサポートポイントを購入。 問題が解決するまでを1インシデントとし、内容に応じてポイントを消費するという形を採る。価格は4ポイントで4000円。

カテゴリートップへ