NTTコミュニケーションズ(株)は2日、日本放送協会(NHK)にデジタルテレビジョン中継回線(ハイビジョン回線を含む)を提供するとともに、その運用・保守を行なっていくと発表した。提供するのは、同社が開発・構想を進めているハイビジョン(High Definition Television)伝送機能を含んだ“ディジタルテレビジョン放送中継サービス”。
“ディジタルテレビジョン放送中継サービス”は、全国の放送局の間をデジタルネットワークで結び、映像や音声を伝送するサービスで、2003年から三大都市圏で開始予定の地上波デジタル放送に向けて開発が進められている。同サービスは、ATM方式とループ状に接続される光ファイバー網を使う。また、デジタル放送に加え当面は継続されるアナログ放送のコンテンツの流通も行なうため、“DWDM(Dense Wavelength Division Multiplexing:高密度光波長多重方式)”による中継網の大容量化を行なう。