何だがいつもより来場者が少ない気がする今回のゲームショウの目玉のひとつは、やはりXbox。いくつかのソフトウェアメーカーがXbox用タイトルを発表している。
まずは何といってもコナミ。『エアフォースデルタII』の試遊台を用意しているほか、『実況ワールドサッカー2001(仮)』、『X Games snowboarding』などの映像を紹介している。Xboxタイトルの試遊台があるのは会場内でここだけだ。
左が前作の『エアフォースデルタ』、右がXbox用タイトル『エアフォースデルタII』。見比べると特に顕著に分かるのが、Xbox用タイトルの光と影のグラフィック演出。太陽光の効果をふんだんに取り入れているという |
同社によれば、Xboxは挑戦しがいのあるハードであり、開発意欲を掻き立てられたという。エアフォースデルタIIでは、最先端の戦闘機だけでなく、台湾の戦闘機などマニアックな機体も数多く登場する。また、今回の試遊台では体験できないが、ユーザーが驚くような新システムを搭載するという。
『エアフォースデルタII』の試遊台。実は競争率は高くない。もっと人が並ぶかと思っていたが取り越し苦労だった。スクウェアのFFXよりずっと待ち時間は少ないぞ |
テクモは、人気3D格闘ゲームの最新作『DEAD OR ALIVE 3』を発表、マイクロソフトブース内で実機デモを披露した。説明を行なったテクモの板垣伴信氏は、「『DEAD OR ALIVE 3』は映像を大事にしているためXboxのグラフィック性能が必要だった」と説明、「Xboxのグラフィック性能はずば抜けている。試作機でこれだけ動くのにはびっくりした。Xboxは性能制限が少ないので作りやすい」と語った。新キャラクターとして、酔拳を使う男性キャラと、蛇拳を使う女性キャラが登場するという。
DEAD OR ALIVEシリーズ担当の板垣氏 |
アイディアファクトリーは、人気ゲーム『スペクトラル』シリーズのキャラクターを起用したXbox用タイトル『ネバーランドサーガ』と『エクスチェイサー』の映像を紹介している。ネバーランドサーガはカードバトルゲーム、エクスチェイサーはアクションRPGで、特にグラフィックに力を入れているという。同社は、将来的にはオンラインゲームも開発したいとしている。
ネバーランドサーガの映像 |
もちろんマイクロソフトブースでも、Xbox用タイトルの紹介を行なっている。上記のソフトウェアメーカーが開発したもののほか、マイクロソフトブランドで発売するタイトルも一般ユーザー向けに初公開した。GameStockでも紹介された米本社開発のスノーボードゲーム『Amped』、アメリカンフットボールゲーム『NFL Fever 2002』、アクションアドベンチャーゲーム『AZURIK-Rise of Perathia-』、3Dシューティングゲーム『Halo』、そして日本オリジナルの3D格闘ゲーム『プロジェクト K-X』だ。
『Amped』。実際のコースをそっくりモデリングしている。開発部隊がソルトレイクシティにあるため、今度のオリンピックのコースも収録されているはずだ |
『NFL Fever 2002』。実際の選手やスタジアムを再現している。操作性もいいとのこと |
青いキャラクターが活躍する『AZURIK-Rise of Perathia-』。攻撃エフェクトが多彩 |
『Halo』。敵を打ちまくるアメリカンなゲーム。武器や乗り物も忠実に再現し、完成度は現在いちばん高いという。GameStockでもいちばん人気だったとのこと |
日本オリジナルの格闘ゲーム『K-X』。筋肉の動きまでリアルに表現されている |