徐々に揃いつつあるPentiumIII/CeleronのDDR SDRAM環境。その屋台骨となっているVIAのApollo Pro266チップセットを搭載するマザーボードがASUSTeKからも発売となった。型番は「CUV266」。Apollo Pro266搭載マザーボードで初めてDDR SDRAMをパッケージに同梱している。
気になるのはそのDDR SDRAM。メモリ自体は先週末あたりから出まわりはじめ、DDR SDRAMの実売価格を下げる1要因となっている“Nanya”チップ搭載の128MBなのだが、なんとシールに“PC2100 CL=2”の記載がある。本当にCL=2メモリなのか試したわけではないが、シールにはVIAのロゴも入っているなど信憑性は高いと言えるだろう。CL=2であれば、あえて同梱してきた理由も納得できる。CUV266を購入すると、もれなく世界最速のDDR SDRAMを手に入れられるというわけだ。
DIMMスロットまわり。ちなみにボードのリビジョンは1.05 |
基板のレイアウトは、DDR SDRAM用メモリスロット3本(最大3GB)がCPUソケットの右側ではなく上側に搭載されており、同社のPentium 4用マザーボード「P4T」と似たデザインとなっている。さらにメモリスロットの上方にはかなり広い基板の空きがあり、ここにFSB設定用ディップスイッチの設定表がシルク印刷されている。この空いている部分は一体何のためにあるのだろうか。もともとは、通常のSDRAM用DIMMスロットを配置する設計で、それがなんらかの事情で削られたのかもしれない。
そのほかの仕様を見ていくと、NorthBridge+SouthBridgeはVT8633+VT8233で、AGP Pro×1、PCI×5、ACR×1という構成になっている。オンボードでネットワークコントローラ(3com“3C920”)やサウンドチップ(C-Media“CMI-8783”)が搭載したモデルもラインナップにはあるようで、今回登場したモデルにはそれらのためのパターンを確認できる。
ショップによっては、CL=2のDDR SDRAMを同梱すると名言しているところもあった。なお、23日現在の価格は以下のとおり。
価格 | ショップ |
---|---|
\29,700 | ギガパレス秋葉原本店 |
\29,800 | PCiN秋葉原 |
\30,800 | OVERTOP |
\31,500 | DOS/Vパラダイス本店 |
\31,800 | クレバリー1号店 高速電脳 |
\32,500 | コムサテライト3号店 |
Athlon用SDRAM/DDR SDRAM両対応マザー「A7A266」国内品流通開始
なお、先週一部のショップに入荷したASUSTeK製Athlon用のSDRAM/DDR SDRAM両対応マザーボード「A7A266」の国内流通が開始し、いくつかのショップに入荷した。週末にかけて、広範に出回る予定となっている。23日現在の価格は以下のとおり。
価格 | ショップ |
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\22,000 | コムサテライト1号店 |
\22,700 | コムサテライト2号店 |
\22,800 | OVERTOP クレバリー1号店 クレバリー3号店 |
\23,000 | 高速電脳 |
\23,500 | ギガパレス秋葉原本店 |
\23,700 | コムサテライト3号店 |
\24,500 | T-ZONE.PC DIY SHOP |
\24,800 | DOS/Vパラダイス本店 USER'S SIDE本店 |