3月18日から23日までの6日間、米ユタ州ソルトレークシティーのソルト・パレス・コンベンションセンターにおいて、米ノベル社が主催する年次カンファレンス“Novell BrainShare 2001”が開催されている。16回目を迎える今回は“Those who go, understand”(進む者には、わかる)をテーマに、eビジネスへの移行を支援するネットワーク関連サービスや製品が展示、デモンストレーションされる。
BrainShare 2001の会場となるソルト・パレス・コンベンションセンター |
ディレクトリー製品を主力とするノベルは、昨年開催したBrainShare 2000において、あらゆるコンピューターネットワークがインターネットを通じて一元的に統合・管理される“one Net”のコンセプトを提唱している。
今回のBrainShare 2001では、ノベルの技術がone Netにおいて果たす役割を、各種のデモや300近い技術セッションを通じて、参加者にアピールしていくものとなる。会場内のネットワークは同社のディレクトリサービス「eDirectory」で一元管理され、参加者はeDirectory上に自分のスケジュールを管理するページを持つことができる。
会場内には150台のPCを用意。これらのPCはeDirectoryのオブジェクトとして一元管理されている。会場の通路に並ぶ様は圧巻だ |
19日には、ノベルの会長兼チーフサイエンティストを務めるエリック・シュミット氏が、ノベルの次期CEOに内定しているケンブリッジ・パートナー・テクノロジーズのジャック・メスマン社長らと共に基調講演を行なう。ASCII24では、この基調講演を速報でお伝えする予定だ。
また、同社が2月9日に発表したばかりの『Novell DirXML 1.0』や、同じく3月15日に発表した『Novell OnDemand Services 1.5』の概要や今後の戦略について、開発者へのインタビューを含めた詳細をレポートしていく。
この他、BrainShare 2001には32社のパートナー企業が出展しており、これらの企業が提供するサービスや製品についてもレポートを行なっていく。
プラチナスポンサーを務めるIBMのブース |
同じくプラチナスポンサーのデルコンピュータも出展 |