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Apollo Pro266搭載マザーが一挙に3種類登場!

2001年03月17日 21時52分更新

文● Jo_Kubota

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 Socket370環境で唯一DDR SDRAMをサポートするチップセット“VIA Apollo Pro266(VT8633+VT8233)”を搭載したマザーボードが一挙に3種類登場した。今回販売が開始されたのはEPoX「EP-3VHA」、Soltek「SL-65DRV」、DFI「CD70-SC」(日本代理店アイルの“PASONCO”ブランド)の3製品。いずれもDDR SDRAM専用となっており、従来のSDRAMは使用できない。

EPoX「EP-3VHA」

EP-3VHA

 EP-3VHAはオーバークロック機能が充実したマザーボードだ。FSBは60~200MHzの範囲を1MHz刻みで設定可能となっており、VcoreはCPUの基本電圧に対し、-0.01/-0.05/+0.05/+0.10/+0.15/+0.20/+0.25/+0.30/+0.35の中から選択できる。Vioも0.10~0.70Vの範囲を0.1V刻みで設定可能。これらをすべてBIOS上で行えるようになっている。おもしろいのはVIA Cyrix III専用の倍率設定変更機能を持っている点だ。



Cyrix III倍率設定
“Cyrix III Clock Ratio”という項目をBIOS上に持っている。ここから動作倍率を設定可能と思われる

 拡張スロットはAGP×1、PCI×6でDIMMスロットは3本(最大1.5GB)となっている。価格は以下のとおり。

価格 ショップ
\17,980 コムサテライト1号店
\19,500 PCiN秋葉原
\19,800 高速電脳
TSUKUMO eX.
SL-65DRV


Soltek「SL-65DRV」

 SL-65DRVもオーバークロックを強く意識した製品となっている。BIOSによるFSB設定、Vcore設定が可能。FSBの設定は、ディップスイッチでベースとなるクロックを66/100/133MHzの中から選択肢、そこからBIOS上で変更する仕様のようだ。AGPスロットの電圧設定(1.5/1.6/1.7V)、DIMMスロットの電圧設定(2.5/2.6/2.7V)も可能となっている。なお、AGPスロットとDIMMスロットが近すぎる点には注意したい。

 拡張スロットはAGP Pro×1、PCI×6、CNR×1でDIMMスロットは3本(最大1.5GB)。価格はTSUKUMO eX.で1万6780円、OVERTOPとPCiN秋葉原で1万6800円。

DFI「CD70-SC」

CD70-SC

 CD70-SCは、自作市場向けパーツの代理店であるアイルが取り扱うマザーボード。CD-RWドライブなどと同様“PASONCO”ブランドで同社が出してきた製品で、“ハードボイルドオーナーの選択”というナゾのコピーは今回もパッケージ上に躍っている。
 マザーボードは、主に組み込み機器市場向けに特化しているメーカーであるDFI製。完全なOEM供給品だが、組み込み用途向けであるだけに“遊べる”要素の少ない、安定志向の製品となっている。拡張スロットはAGP×1、PCI×6、CNR×1でDIMMスロットは3本(最大1.5GB)。OVERTOPで1万8800円となっている。



パッケージ
マザーボードのパッケージが風景写真というのはなかなか斬新だ。なおパッケージには“マザーはタフであればいい”とのコピーも

 なお、T-ZONE.PC DIY SHOPに展示されていた際の記事で紹介した“初回特典のDFIのロゴ入りデイバッグ”だが、これは“PASONCO”ブランドとなってもちゃんともらえるようだ。ただし「まだ届いていない」(OVERTOP)。17日中に購入した場合、バッグは郵送か、明日以降店頭での受け渡しになるという。

【取材協力】

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