低価格な普及版か、思いっきりハイエンドかという二極分化になっている気配のあるPCのサウンド関係。しかし安物スピーカーを繋いだだけは嫌だが、何十万円もするシステムを組む程でもない、というユーザーも多いと思われる。
価格的・規模的に、そんな場合にぴったりなサウンドシステムが、ヤマハの「シネマステーションS10」である。
「シネマステーションS10」は基本セットの「VS-10」と拡張セットの「NX-SW10」から成っている。
「VS-10」は、縦置きも可能な“コントロールセンター”と、左右のメインスピーカのセット。「NX-SW10」はセンタースピーカ・リアスピーカ・スーパーウーファをセットにしている。これを組み合わせて1セットで5.1chスピーカシステムになるというもの。
そのシステムの中心となるコントロールセンターは、ドルビーデジタル信号出力に対応したDSP「YSS-918」を搭載。dtsには対応していない。ヤマハ独自の音響効果機能“CINEMA DSP”をサポートし、「VS-10」のみの場合メインスピーカにより8の、「NX-SW10」のサブウーファを介してリア・センタースピーカも接続した場合は14の音場プログラムを持つ。また外部機器との接続のため、5系統(アナログ3、光デジタル2)のオーディオ入力端子と3系統(コンポジット)の映像入力端子を備えている。
価格は、定価ではセットで6万8000円がBLESSでは4万9800円となっている。かなりの人気商品となっているようで、3月17日現在品切れ状態とのことである。興味のある方は入荷をまめにチェックした方が良いだろう。
【取材協力】