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XboxでPS用ゲームが動く!?

2001年03月17日 04時51分更新

文● 編集部

米国時間で14日に、ソニー・コンピュータエンタテインメント(株)(SCEI)および米国子会社であるSony Computer Entertainment America社(SCEA ソニー・コンピュータエンタテインメントアメリカ)が米コネクティクス(Connectix)社と和解、提携した(詳しくは“SCEI、米コネクティクスとCVGSで和解”記事を参照)。

「今回の提携はSCEIがコネクティクスに『Connectix Virtual Game Station(CVGS)』の販売を止めさせるための戦略」というのが一般的な見方かもしれない。だが、両社は提携の目的はエミュレーション技術の共同開発だとしている。本当にその目的で提携したのなら、いったい何のエミュレーションを開発するつもりなのか。

そこで思いだされるのが、以前Xbox関連の掲示板などで広まった、「ドリームキャストのソフトがXboxで動く」といううわさだ。Xboxにドリームキャスト互換機能かエミュレーションソフトが搭載されるという話だったが、真偽の程は定かではない。

ドリームキャストに関してはうわさの域を出ない。だが、プレイステーションを提供するSCEIのこと、PSエミュレーションソフト『CVGS』に、SCEIにとって脅威となりかねないXbox。これらの材料からこんな答えを出すのは強引すぎるだろうか。“SCEIはXboxでPS用ゲームを走らせるつもりだ”と。

『Xbox』
『Xbox』PS用のゲームがこの上で動く日がくるかもしれない

実際、Xboxの構造はPCによく似ている。PC上のソフトを移植するのはそれほど難しいことではないだろう。また、今回の技術提携によると、『CVGS』に関するエミュレーション技術をコネクティクスがSCEIにすべて譲渡するとなっている。SCEIが『CVGS』をXboxに移植することを考えても不思議ではない。また、そうすることでSCEIの得られるメリットも大きい。

ドリームキャストの不振で、セガはハード事業から撤退した。PSやPS2も永遠に安泰というわけではない。もし、SCEIがハード事業から撤退することになっても、PS用ゲームソフトがXboxで動けば、SCEIはロイヤリティーを得られる。

そこまで悲観的でなくとも、Xboxが売れればエミュレーションソフトによってXboxでも使えるPS用ゲームソフトが売れるという環境は、SCEIにとって魅力的な話ではないだろうか。無論、Xboxだけでなくほかの家庭用ゲーム機用のPSエミュレーションソフトを開発することも考えられる。そうなれば、マイクロソフトはXboxが成功しない限り、収益があがらない。それに対して、SCEIはXbox、PS、PS2、他のゲーム機のどれが売れても、困ることはない。どう転んでも、損はしないのだ。

かつてのセガも、現在の任天堂(株)やSCEIもハードの売上ではなくソフトの売上によるロイヤリティーによって収益を得ている。極端かもしれないが、自社に有益なソフトが使えるプラットフォームであればどれが普及してくれてもいい、ということになる。

SCEIは公式には、今回の提携よって『CVGS』の販売を6月末で終了し、その後『CVGS』をSCEIが販売することも、7月以降コネクティクスが『CVGS』を販売することもないとしている。だが、『CVGS』を発展させることは、SCEIにとって悪い話ではないはずだ。今後の展開に注目したい。

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