アルミケースというと「高い」というイメージを持っている人は多いはずだ。それは、同ケースで先鞭をつけた星野金属工業の製品に4万円近くする高級モデルがザラという状況、続いたソンチアー、テクノバード、クーラーマスターも同じクラスの製品を市場に送り出してきたという状況が影響している。
実際には2月10日に紹介した特別企画のように2万円以下のアルミケースも存在するが、“高級感漂う”と言うには物足りない製品が多かった。
15日、アキバのショップに並びだした星野金属工業のA3シリーズは、ショップ店頭価格調査では2万円を切るものも登場しており、本家が普及モデルを出し始めたことで「アルミケース=高い」というイメージを一新することになりそうだ。
このA3シリーズは、GTーRとそうでない通常モデルに大別される。GT-Rと通常モデルの違いは、3.5インチシャドウベイ(通常モデル2に対してGT-Rは4)、ケースファン(通常モデルはリアに1つ、GT-Rはフロントとリアに装備)、LEDの色(通常モデル:Power LED=緑色1、HDD LED=黄色、GT-R:Power LED=青色1、HDD LED=赤色)といった違いがある。さらに。各モデルにDELTA製の電源を使っているか、Windy製の電源を使っているか、アイボリーかホワイトかで分類され、合計8種類のモデルが存在することになる。詳しいスペックはこちらを参照していただきたい。
全てに共通の特徴としては、マザーボード固定パネルがドロー式ではなく、側面に倒すタイプ。PCIコネクタカバーの位置決め用ノッチを兼用している。Pentium 4用マザーに対応した穴も空いている。
A323iを側面から見たところ |
低価格化の秘密は、第一にこれまでのアルミ厚を薄くしている点と電源容量を250Wに抑えている点が挙げられる。また、アルミ厚に関しても、これまでの製品と比べると多少薄くなっているとのこと(同社)。
TSUKUMO eX.、OVERTOP、ツクモ9号店 ケース王国、高速電脳、BLESSで同一価格となっており、モデル別に以下の通りとなている。
15日現在の価格情報
モデル | 価格 | 取り扱いショップ |
---|---|---|
A320i | \19,800 | OVERTOP、TSUKUMO eX.、BLESS |
A323i | \22,800 | OVERTOP、高速電脳、TSUKUMO eX.、BLESS |
A325i GT-R | \24,800 | TSUKUMO eX. |
A328i GT-R | \27,800 | 高速電脳、TSUKUMO eX.、ツクモ9号店 ケース王国 |