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文化庁メディア芸術祭が開幕、授賞式には『DQVII』の堀井雄二氏などが

2001年03月12日 20時32分更新

文● 編集部 桑本美鈴

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文化庁/(株)日本経済新聞社/CG-ARTS協会からなる文化庁メディア芸術祭実行委員会は12日、メディアアートをテーマにしたイベント“平成12年度(第4回)文化庁メディア芸術祭”、および協賛事業を、東京都写真美術館および恵比寿/ザ・ガーデンホールで開催した。

開催初日となる本日は、今年度の文化庁メディア芸術祭賞受賞者への各賞贈呈式が行なわれた。文化庁メディア芸術祭賞は、インタラクティブ性のある作品/ゲーム/CD-ROMタイトル/ウェブサイトなどを対象とした“デジタルアート[インタラクティブ]部門”、静止画/動画といったCGを駆使した映像作品を対象とした“デジタルアート[ノンインタラクティブ]部門”、“アニメーション部門”、“マンガ部門”の4部門ごとに、優れた作品を募り顕彰するもの。各部門ごとに大賞1作品、優秀賞4作品が設けられ、大賞には賞状とトロフィー、賞金60万円が、優秀賞には賞状とトロフィー、賞金30万円が贈られる。

応募作品858点の中から選ばれた今年度の文化庁メディア芸術祭賞大賞受賞作品は、デジタルアート[インタラクティブ]部門が『ドラゴンクエストVII~エデンの戦士たち~』、デジタルアート[ノンインタラクティブ]部門が『1』、アニメーション部門が『BLOOD THE LAST VAMPIRE』、マンガ部門が『バガボンド』。

受賞者
贈呈式に出席した受賞作品の代表者たち

メディア芸術祭は12日から18日まで開催され、芸術祭賞の受賞作品展や、キャラクターをテーマにした企画展“キャラミックス ドットコム”、映像コンテンツプレゼンテーション競演会、学生CGコンテスト受賞作品展などが行なわれる。

平成12年度文化庁メディア芸術祭賞の大賞、優秀賞は以下の通り。

デジタルアート[インタラクティブ]部門

  • 大賞:『ドラゴンクエストVII~エデンの戦士たち~』堀井雄二(シナリオ&ゲームデザイン)/すぎやまこういち(音楽)/鳥山明(キャラクターデザイン)/山名学(メインプログラム)/眞島真太郎(アートディレクション)
  • 優秀賞:『シェンムー 一章 横須賀』AM2 of CRI「シェンムー」開発チーム
  • 優秀賞:『Vectorial Elevation, Relational Architecture#4』Rafael Lozano-Hemmer(作者)
  • 優秀賞:『芸人街道膝栗毛。』檜垣紀行(企画/制作/演出)
  • 優秀賞:『Forest of Thoughts』Boris Muller(作者)/Sven Voelker(作者)

デジタルアート[ノンインタラクティブ]部門

  • 大賞:『1』武仲貞宗(企画/演出/CG制作)
  • 優秀賞:『アヴァロン』押井守(監督)
  • 優秀賞:『なつかしの21世紀』岸啓介(作者)
  • 優秀賞:『Csoda Pok(wonder spider)』PANOPTIC(制作チーム)
  • 優秀賞:『garden of the metal』赤山仁(プログラミング/CG)/亀井克幸(絵コンテ/CG)/西光一(音楽)

アニメーション部門

  • 大賞:『BLOOD THE LAST VAMPIRE』北久保弘之(監督)
  • 優秀賞:『陽だまりの樹』杉井ギザブロー(監督)/手塚治虫(原作)
  • 優秀賞:『たれぱんだ オリジナル・ビデオ・アニメーション』宇井孝司(監督)
  • 優秀賞:『S.O.S』ALLARD Xavier and HA Guillaume(作者)
  • 優秀賞:『Luz』Jose Javier Martinez(作者)

マンガ部門

  • 大賞:『バガボンド』井上雄彦(原作/吉川英治)
  • 優秀賞:『王道の狗』安彦良和
  • 優秀賞:『ぱじ』村上たかし
  • 優秀賞:『まっすぐにいこう。』きら
  • 優秀賞:『黄昏流星群』弘兼憲史

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