DVD-RAMドライブといえば片面4.7GB(両面9.4GB)タイプならバルク品でも4万円前後、リテール品なら4万円台後半というのが相場だったが、ここに来て東芝製「SD-W2002」の価格が3万円前後にまで下落。3万円を切るショップも現れた。
この格安なドライブは決して大幅な型落ち品ではないし、初代DVD-RAM(2.6GB/5.2GB)でもない。れっきとした現行商品だ。SD-W2002のスペックは以下のとおり。
- インターフェイス:ATAPI
- DVD-RAM書込み:最大2倍速
- DVD-ROM読込み:最大6倍速
- CD-ROM読込み:最大24倍速
音楽CD/CD-ROMはもちろんのこと、CD-R/RWのメディアも読み取り可能。2.6/5.2GBのメディアへも読み書きできる。なお、転送速度は2704KB/sec(約2.7MB/sec)となっている。
実売で3万円を切るショップが現れたというのは1つの転換期と言えるだろう。CD-Rドライブを見てみると、かつてPanasonic製の書き込み最大4倍速のドライブが3万円を割ったあたりから爆発的に普及し始めた。DVD-RAMドライブが同じような道をたどる可能性は、決して低くないだろう。メディアも1枚4000~5000円と、容量当たりの単価はCD-Rメディアと比べると圧倒的に安価である。
なお、今回店頭に並んでいるのはすべてバルク品。Windows 95/98/Me/NT4.0/2000上でDVD-RAMを扱えるようにするためのユーティリティソフト「WriteDVD!」が添付する。価格は、高速電脳が2万9800円と3万円を割っているほか、OVERTOPが3万2800円、ぷらっとホームが3万5800円となっている。
【取材協力】