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パソコン検定、情報倫理部門の出題を強化し、6級を新設

2001年03月08日 20時58分更新

文● 編集部

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パソコン検定委員会事務局は7日、パソコン検定試験(P検)の内容を、4月1日に改訂すると発表した。主な改訂点は、情報倫理部門からの出題の強化、児童向けの6級の新設、2級実技試験の時間短縮など。

情報倫理部門の出題では、準4級の“情報倫理・著作権”部門の出題数を5問から10問に、3/4級の“情報倫理”部門の出題数を3問から5問に増やした。同委員会では、ネットでの中傷行為や個人情報の漏洩などが教育現場でも問題視されており、生徒たちに情報倫理の重要性を理解させたいとの学校からの要望に沿ったものだという。また、新設された6級は、児童・生徒向けの出題内容で、漢字をできるだけ使わず、図柄を多用。試験問題はホームページを通じて配信し、受験者の本人確認や合格証書の発行などは行なわないとしている。4月1日に配信を開始し、無料で何回でも受験可能という。

さらに、企業内のパソコンユーザーに対する教育/指導能力を診る2級では、今回の改訂により、実技試験の時間を45分から30分に短縮した。短縮の理由として、短時間での課題制作力を問う出題内容に変え、回答におけるパソコン操作性を向上させためとしている。そのほか、全検定試験で選択可能なOSとして、従来のWindows 95/98/NTのほかに、Windows Meを追加した。なお、パソコン検定試験は、パソコンのエンドユーザーを対象に、パソコンに関する知識/操作能力/インターネット利用能力/情報モラルのレベルを判定するもの。同委員会が認定する全国のPASS認定校で随時実施している。

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