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ソニー、最大3.9TBのAIT-2テープライブラリーを発表

2001年03月06日 22時35分更新

文● 編集部 今井睦俊

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ソニー(株)とソニーマーケティング(株)は6日、都内で報道機関向けに“テープストレージソリューション戦略説明会”を開催した。同説明会では、ブロードバンドネットワーク時代に向けたネットワークストレージ分野の戦略の解説や、最大3.9TBの容量を持つAIT-2テープライブラリー『LIB-304/A2』の発表が行なわれた。

鶴島克明上席常務、平本隆夫事業部長、笠原健司課長
左からストレージソリューションカンパニープレジデントの鶴島克明上席常務、同カンパニーのデータストリーマー事業部の平本隆夫事業部長、ソニーマーケティングの情報システム営業本部のデータストレージ営業部の笠原健司課長

同説明会の最初に、ソニーのストレージソリューションカンパニープレジデントの鶴島克明執行役員上席常務が、同社の独自規格である“AIT(Advanced Intelligent Tape)”フォーマットを核として、テープストレージをバックアップ用デバイスからネットワークストレージへと進化させ、展開していく同社のストレージビジネスを説明。特に、インターネットのブロードバンド化によりデータ量が爆発的に増大し、ストレージ技術がネットワーク時代の社会を支える基幹技術になると指摘した。また、テープストレージはサーバーから独立し、ネットワークに直接接続する“NAS(Network Attached Storage)”に変貌すると述べた。

説明用のスライド
説明用のスライド。近い将来、システム/パソコン中心の時代から“ネットワーク中心の時代”に移行するという
説明用のスライド
ストレージはサーバーから独立し、LANなどに直接接続するネットワークストレージになると説明

次に、ソニーのストレージソリューションカンパニーのデータストリーマー事業部の平本隆夫事業部長が、同社のAITフォーマットを中心としたテープストレージソリューション戦略を解説。ストレージ市場では、ストレージをサーバーに直結する“DAS(Direct Attached Storage)”市場が減少し、NAS市場が急拡大していると指摘。また、テープドライブ市場でも、サーバーの周辺機器である単体用途ドライブから、テープライブラリーとしてネットワークにソリューションを提供するオートメーション用ドライブに、“パラダイムシフト”が起きていると述べた。さらに、同社では、記憶容量35GBのAIT-1フォーマット、50GBのAIT-2フォーマットに続き、年内に100GBのAIT-3フォーマットを実用化し、省スペース/大容量/高信頼性というAIT-3の特性を生かしたストレージ製品を市場に提供するとしている。そのほか、テープストレージに専用OSなどを搭載したファイルサーバー/バックアップサーバーなどのNASを、ストレージ製品のラインアップに加えるという。

『LIB-304/A2』製品
『LIB-304/A2』

最後に、ソニーマーケティングの情報システム営業本部のデータストレージ営業部の笠原健司課長が、AIT-2フォーマットを採用したテープライブラリー『LIB-304/A2』の発表を行なった。筐体に標準で2台(最大4台)のテープドライブを内蔵し、30巻のテープを収納可能。このうち10巻は本体内の固定スロットに、残りの20巻は着脱可能なカセットマガジン2基に収納。最大記録容量は、非圧縮時で1.5TB、圧縮時で3.9TB。データ圧縮には、圧縮率が2.6分の1のALDC方式を採用した。記録メディアは、36/50GBのAMEテープで、8ミリビデオテープと同一サイズとなっている。また、オプションのラックマウントキット『KIT-RK304』(価格は7万円)を装着すれば、19インチラックに搭載可能。さらに、Code39対応のバーコードリーダーを標準搭載し、バーコード対応ソフトを用いてテープ管理を行なえるという。本体サイズは幅439×奥行き613×高さ220mmで、本体重量は30kg。価格は330万円で、4月21日に販売を開始する。そのほか、オプション製品の価格は、専用増設テープドライブ『SDX-500C/304』が60万円、専用カセットマガジンが3万6000円。

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