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東芝、Bluetooth用ベースバンドLSIを製品化

2001年03月06日 20時45分更新

文● 編集部

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(株)東芝は5日、ワイヤレス通信規格“Bluetooth(ブルートゥース)”用のベースバンドLSI『TC35651』を開発し、5月にサンプル出荷を開始すると発表した。サンプル価格は1個1000円。量産は第3四半期からで、2002年には月産300万個を見込んでいるという。

『TC35651』と硬貨の大きさを比較した写真『TC35651』

『TC35651』は、大手携帯電話メーカーであるフィンランドのノキア社のBluetoothベースバンドコア技術を基に開発したLSIで、RISCコアとSRAM、USB1.1/オーディオ出力インターフェース、UARTを内蔵する。今後、組み合わせて利用するための送受信用RF ICや、プロトコルソフトウェアを格納するためのFlash ROM IC(4Mbit NOR型)も提供する。また、RF部とベースバンド部をワンチップ化したシングルチップを開発中としており、将来は、コアのIP(Intellectual Property)化により、周辺回路を含めたシステム・オン・チップ化を進め、携帯電話、パソコンなどのデジタル機器向けの環境を整備していくという。同製品は0.18μmのCMOSプロセスで製造され、パッケージはフリップチップおよび113ピンのFBGA。

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