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PC-XJ800R

PC-XJ800R

2001年03月02日 23時40分更新

文● 佐久間

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PC-XJ800R

シャープ

オープンプライス

  • 043-299-8021(コンシューマセンター 東日本相談室)
  • 06-6794-8021(同 西日本相談室)
  • http://www.sharp.co.jp/

シャープが春モデル第2弾として発表した新製品3モデルの中で最も注力していると思われるのが、まったく新しい筐体を採用した新シリーズ「PC-XJ800R」だ。A4サイズのメビウスノートではFDDとCD-ROMドライブを両方搭載するモデルが多い中、FDDをオプション(外付け、またはCDと排他で内蔵)にし、CD-RWドライブを内蔵しながら33.3mmという薄型化を実現している。さらに、SXGA+(1400×1050ドット)の高解像度液晶を搭載しながらも店頭での予想実売価格は27万円前後と、かなり魅力的な存在だ。

欲しい機能をまとめたA4サイズの薄型ノート

 シャープ製品に限らず、最近のノートPCには丸みを帯びたデザインが多い中で、PC-XJ800Rは全体に直線的でソリッドなスタイルになっている。上面パネルはダークブルー、液晶を開けるとキーボードを露出させるとメタリックシルバー(梨地塗装)とブルーグレーのキートップという、あまり派手過ぎないカラーリングだ。

 さて、まったく新しいXJシリーズの初号機たる本製品の特徴をまとめると、

  • FDDを省略し、CD-RWドライブを内蔵
  • 高さ33.3mmの薄型筐体を採用
  • 14.1インチSXGA+表示のワンダーピクスTFT液晶を搭載
  • CPUにMobile PentiumIII-700MHz、メモリ128MB、HDD 20GBを標準搭載し、ビジネスにもホビーユースにも対応

などとなる。外見やスペックからは、ビジネス向けモデルのような印象を受けるかもしれないが、実は個人ユーザーにもぜひ選んでほしいコストパフォーマンスの高い製品に仕上がっている。

PC-XJ800R
「PC-XJ800R」の液晶を開いた状態を横から見たところ。本体部分はデジタルバイヤー2冊程度の薄さ。

 右側面のホットスワップ対応(Windowsが起動中に抜き差し可能)の拡張ベイに標準搭載したCD-RWドライブは、書き込み8倍速/書き換え4倍速/読み出し24倍速というスペック。この拡張ベイはXJ800R専用で従来のメビウスノートのオプションは利用できない。このベイ用オプションとしては、FDDユニット「CE-FD10」(5700円)、拡張リチウムイオンバッテリユニット「CE-BL11」(2万8000円)が用意されている。FDDユニットは外付けFDDボックス「CE-FC02」(6300円)を利用することで、パラレルポートに接続して外付け(CD-RWドライブと同時使用)も可能。拡張バッテリユニットを使えば、標準で3時間(メーカー公称値)のバッテリ駆動時間が2時間延長される。ちなみに、この拡張バッテリユニットは、放電時には拡張→内蔵、充電時には内蔵→拡張の順で優先される。



左右側面
PCカードスロットはドア式のカバーで、下側のみZVポート対応(両スロットともCardBus対応)。

 新筐体の側面には、左にモデム、USB、IEEE1394(4ピン)とPCカードスロット(TypeII×2/TypeIII×1)、右はCD-RWドライブを内蔵する拡張ベイのみ。背面には電源端子とUSB、LAN、外部RGBのほか、PS/2、シリアル、パラレルのレガシーポートも並ぶ。ビジネスユースに対応するためだと思われるが、家庭でも周辺機器を買い換えていない場合にはこうしたレガシーポートの存在が嬉しいものだ。



前面背面
抜き差しの多いであろうオーディオポートは前面にある。背面には、最近のノートPCでは珍しくシリアル/パラレル/PS/2のレガシーポートが並ぶ。

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