(株)エルザジャパンは28日、都内で新製品の記者発表会を開催し、“GLADIACシリーズ”の新製品として、米NVIDIA社製のグラフィックスプロセッサー『GeForce3』を搭載した個人向けグラフィックスカード『ELSA GLADIAC 920』を発表した。
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| 挨拶を行なうエルザジャパンの鉛谷貞治郎取締役会長。グラフィックス市場で“一人勝ち”の米NVIDIA社とパートナーシップを結んだことにより、同社の売上は、2000年度で15億円を見込み、2001年度は30億円を目標とすると述べた |
同製品は、グラフィックスエンジン“nfiniteFX”内蔵のGeForce3を搭載したグラフィックスカード。GeForce3は、nfiniteFXにより、フォグ/スモークなどの空気を表すエフェクト、魚眼/望遠などのレンズエフェクト、キャラクター/水面などのアニメーションを、ピクセルレベルでプログラム可能。また、同プロセッサーは、見えるピクセルだけをレンダリングしてZバッファを圧縮する“Lightspeed Memory Architecture”と、1つのセルに複数のサンプリングポイントを設けてアンチエイリアシングを行なう“High Resolution Anti-Aliasing”を採用した。
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| 『ELSA GLADIAC 920』 |
同製品のハードウェア仕様は、グラフィックスプロセッサーにGeForce3-200MHzを採用したほか、アクセスタイム3.8n秒の64MBのDDRメモリー(SDRAM)を搭載し、RGB出力端子(D-Sub15ピン)を装備する。対応バスはAGP 1x/2x/3xで、対応APIはDirectX 7/8とOpenGL。対応OSはWindows 98/Me/NT 4.0/2000で、動作環境はPentium II-300MHz/AMD K-6-300MHz以上のCPUを搭載したPC/AT互換機。製品には“ドルビーAC-3 サラウンド機能”をサポートしたDVD再生ソフト『ELSAmovie 2000』が付属する。ラインアップには、Sビデオ端子を装備(コンポジット変換コネクター付属)し、テレビ出力機能を搭載した『ELSA GLADIAC 920 TV-out』も用意する。価格はオープンプライスで、予想価格はGLADIAC 920が7万円前後、GLADIAC 920 TV-outが7万2000円前後。3月下旬に販売を開始する。
製品には、GeForce3に最適化した3Dゲーム『ジャイアンツ シチズンカブト』の英語版をバンドルするほか、ユーザーを対象にゲームの日本語版(価格は8800円)を特別価格2980円で販売する“日本語版優待キャンペーン”を実施する。ただし、同ゲームの日本語版の販売は、イマジニア(株)が3月16日に開始予定という。なお、同製品を販売するエルザジャパンは、独エルザ社とテクノロジー・ジョイント(株)の合弁会社で、1997年12月26日の設立。一方、独エルザ社は、アーヘン市に本社を置き、米国/台湾などに拠点を持つコンピューター関連の開発/製造/販売会社。主な製品は、グラフィックスボード/ディスプレー/モデム/ISDN機器など。
