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日本ルーセント、VPN対応IPスイッチとIPメディエーションを発表

2001年02月26日 18時59分更新

文● 編集部

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日本ルーセント・テクノロジー(株)は26日、都内で新製品記者発表会を開催し、ISP向けのIPサービススイッチ製品『SpringTide(スプリングタイド) 7000』と、リアルタイムIPメディエーション製品『INTERPRENET(インタープリネット)』を発表した。

桜田仁隆ディレクターの写真
『SpringTide 7000』に関して説明を行なう同社のインターネットワーキングシステムズの桜田仁隆IPサービスカントリーセールスディレクター
『SpringTide 7000』の製品写真『SpringTide 7000』

『SpringTide 7000』は、複数のユーザーネットワークを完全に独立したままパブリックIPサービスに統合できるIPサービススイッチ製品。アプリケーションをダイナミックに識別し、アプリケーションごとに通信条件を設定し、ユーザーごとに通信サービスをカスタマイズする“サービス・インテリジェント・アーキテクチャ”を採用した。このため、ユーザー/アプリケーションごとに個別のMPLS(MultiProtocol Label Switching)パスを確立し、SLA(サービスレベル契約)に基づいたカスタマイズサービスを提供できるという。また、暗号化と認証アルゴリズムを用いた“セキュア・トンネル・スイッチング機能”により、VPNサービスも提供可能。さらに、ネットワークに接続される“インターフェースモジュール”と、プロセッサーとカスタマイズ用ファームウェアを組み込んだ“サービスモジュール”を分離したため、モジュール交換などの保守作業の影響を最小限に抑えることができるとしている。そのほか、Gigabit EthernetとPacket over SONETに対応し、サービスモジュールは最大19万2000のユーザーセッションをサポートするという。日本市場には、4月1日に出荷を開始する。

大島貴之ディレクターの写真
『INTERPRENET』を紹介する同社のソフトウェアプロダクトグループの大島貴之マネージングディレクター
『INTERPRENET』の製品写真
『INTERPRENET』

『INTERPRENET』は、同社の顧客管理/課金ソフト『Arbor/BP(アーバービーピー)』と連携し、IPサービス向けに顧客管理/課金機能を提供するリアルタイムIPメディエーション製品。ネットワーク上のネットワーク層とアプリケーション層の間で、課金用にリアルタイムでパケット情報を収集する“メディエーション層”として機能する。また、収集したパケット情報を加工し、ユーザー/サービスごとに利用情報を集約する“インタープリネット トラッカー機能”や、利用情報/ログ情報を収集/加工し、ネットワーク性能管理システムなどへ転送する“インタープリネット データマネージャー機能”を搭載する。同製品を用いることで、httpやftpなどのサービス種別で課金できるほか、ストリーミングサービスなどのコンテンツサービスでの課金も可能になるという。日本市場では、同製品のトライアルを通信キャリアと共同で3月に開始する。

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