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ネットワン、サービス/レベルを検証するSLMツールの販売を開始

2001年02月23日 17時44分更新

文● 編集部

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ネットワンシステムズ(株)は22日、米Brix Networks社の開発した『サービス・レベル・マネージメント(SLM)システム』を用い、エンド・ツー・エンドでサービス/レベルを検証するシステムの販売を20日に開始したと発表した。

製品写真
『Verifier』

SLMシステム、およびそれを利用したサービスは、リアルタイムでアプリケーションやデータ(VPN、ストリーミング配信、電子メール、ウェブアクセス、VoIP、ERP)、さらにネットワークの接続性などをアクティブに検証できる。具体的には、連続して変化する応答時間や転送能力、サービス品質の低下に繋がる要因(パケットロスやジッターなど)をエンド・ツー・エンドで数値(判定基準値)化して分析する。各種のネットワークサービスを提供するISP、通信事業者などインターネット関連企業、一般企業などのネットワーク管理部門とユーザー部門向けに販売する。

同システムは、検証装置(ハードウェア)『Verifier』と、マネージャーソフト『BrixWorx』で構成する。

複数台の『Verifier』をネットワークの両端に設置し、『Verifier』をGPS(Global Positioning System)で時間同期させることにより、マイクロ秒の精度で、VoIPやストリーミングデータの片方向遅延やジッター(ゆらぎ)も測定できるという。価格は『BV-100-JP Brix 100 Verifier』が40万5000円、『BV-1000AC-JP Brix 1000 Verifier (AC power)』が151万9000円など。

『BrixWorx』は、データの集計、監査、管理レポートを出力するソフト。サン・マイクロシステムズのSolarisで動作し、Oracleと連携する。大規模通信事業クラスのネットワークのSLA検証システム(100万ノード以上)にも対応する。価格は『BW-9000-JP BrixWorx for SparcSolaris&Oracle 10』が12万8000円、『BW-9010-JP BrixWorx Redundant Consolidator』が101万3000円、『BW-9050-JP BrixWorx 50 License Pack』は405万1000円。

同社では、グループ会社のネットワークサービスアンドテクノロジーズ(株)(NSAT)と協力し、サービスレベル検証やSLMのアウトソーシングサービスを提供する。NSATは、第三者機関として、サービス提供者とユーザーの状況を24時間体制で検証する。

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