このページの本文へ

前へ 1 2 次へ

カラーブラウザボード

カラーブラウザボード

2001年02月21日 01時32分更新

文● 行正

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

カラーブラウザボード

NTTドコモ

オープンプライス

NTTドコモの「カラーブラウザボード」は、「ポケットボード」系列のWebブラウズ&メール端末だ。320×240ドット(1/4VGA)のカラー液晶を搭載し、CFカード型PHS端末「P-in Comp@ct」用スロットも備えるのが特徴だ。

Webをカラーで気軽に見られる「ポケボー」の進化形

キーピッチを稼ぐために「Q」と「P」の外側にはキーがないという独特の配列を採用しキーボード。

 カラーブラウザボードは320×240ドット/256色表示の3.8インチSTN液晶を搭載する。本体サイズは166(W)×110(D)×30(H)mmと、白黒液晶を備えるポケットボードよりはさすがにふた回りほど大きいものの、「シグマリオン」や「hp jornada720」といったH/PC(WindowsCE)マシンに比べればはるかにコンパクトだ。キーボードは本体幅に似合わず幅広のキーピッチ(14mm)を採用している。14mmキーピッチといえばjornada720とほぼ同等であることからもわかるように、携帯端末としてみればかなり入力しやすい。これは「:」「@」「[」「]」「/」などの記号キーのほとんどをスペースバーの横や最上列に持ってくるという独特のキー配列によるもので、PCに慣れた人にとっては違和感があるかもしれない。



ポケットボードでおなじみの携帯電話接続ケーブルの収納溝。

 キーボードとしておもしろいのは、本体を両手で持てば両親指でほとんどのキーに指が届くサイズという点だ。本体をテーブルなどに置いた状態では普通に両手の指を使って入力することができ、従来のポケットボードと同様に、立ったままでもメールの返事などを書いたりできるわけだ。
 携帯電話やPHSとのデジタルインターフェイスポートは本体底面に設けられ、ポケットボードシリーズでは伝統的なケーブルの収納溝を備える。本機では接続ケーブルは別売りで携帯電話&ドッチーモ用とPHS用の2種類が用意されている(いずれも2900円)。ただし、既存のポケットボードシリーズ同様に、ケーブル接続した場合は携帯電話を固定する場所がなく、立ったまま使う場合は携帯電話を親指以外であぶなかっしく挟み持たなくてはならないという問題は解消していない。

 接続に関しては、ドコモの「mopera POPメール」「DreaMail-ぱけっと」へ簡単に接続する手順が標準登録されているほか、POP3、SMTPに対応するプロバイダの登録も可能だ(IMAP4、APOPには未対応)。
 やはり、本機の特徴である本体手前のCFスロットにP-in Comp@ctを差して使うのがベストマッチだろう。CFスロットは中心よりわずか左寄りにオフセットされているのだが、これはP-in Comp@ctを装着してフリップアンテナを立てたときに両手親指の間にアンテナが位置してキー入力の邪魔にならないようにしているためだ。なお、CFスロットにCFカードを入れても記録メディアとしては利用できない(アクセスするアプリケーションが搭載されていない)。



前へ 1 2 次へ

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン