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桃井はるこ 夢の携帯博物館

第2回 セルラー・HP-101ハンディーホン

2001年02月20日 20時51分更新

文● 編集部

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桃井はるこプロフィール      幼い頃からアイドル・アニメ・ゲームマニアで、高校在学中にパソコン通信を始める。98年、文化放送「小野坂・桃井の電脳戦隊モモンガー」にて憧れていたラジオパーソナリティに初挑戦、99年には初のテレビレギュラー番組、テレビ朝日系「D's garage 21」がスタート。音楽活動も実を結び、2000年5月24日には全曲自作詞作曲のマキシシングル「Mail Me」(キングレコード)を発表。月刊アスキーに「桃井はるこ新聞」を連載中。http://www.momoi.com/
セルラー・HP-101

木暮 今回紹介したい機種は、これ、1989年の関西セルラー電話開業時に投入されたモデル、HP-101です。京セラが製造したものです。

桃井 わー、コードレスホンみたい。しかも「通話」「終了」とか日本語表示だ。「圏外」とか「他地域」っていう表示も出る。「他地域」ってなんですか?



木暮 「ローミング」といって、自分の契約している電話会社以外で携帯電話を使えるサービスのことなのだけれど、この当時は「他地域」っていう表示が主流でした。のちの「Rm」っていう表示に変わっていきました。いまではauとして全国統一ブランドになってしまって「Rm」の表示さえなくなってしまいましたね。



桃井 電源を入れると「プーー」っていう音、モトローラの電話と同じですね。なんだかとっても無線機っぽいです。



木暮 たとえばアンテナは格納されないのです。しかもTNCという無線のコネクタになっていて、外して付け替えられるのです。



桃井 この当時はさすがに「光るアンテナ」なんてなかったわけですよね(笑) ところで、充電器も大きいですね。

木暮 バッテリーも大きいのですよ(笑) これでも当時はそれほど長持ちしなかったので、予備バッテリーは必須でした。だから、充電器にも、携帯電話本体を充電する部分のほかに、予備バッテリーを充電する部分もついていました。だから当時の充電器はどの機種のも大きかったですし、高価でしたね。今みたいに気軽に「充電器も持ち運ぶ」なんてことは考えられていなかったんです。



桃井 なるほどー、そういえば私が以前使っていたNTTドコモのP151は電池が持たなかったので、予備電池も携帯していました。昔はそうでしたよね。



木暮 NTT(NTTドコモ)の「携帯電話」に対して、セルラーでは「ハンディーホン」という愛称がつけられていました。型番の「HP」というのも「ハンディーホン」の略のようです。



桃井 なんだか「ハンディーホン」という名称自体に、とても「重さ」を感じてしまいます(笑)



携帯24 木暮編集長  携帯電話コレクターでもある。自宅には500台以上の携帯電話をコレクションする。


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