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JPドメイン管理会社が門出――総務省、経済産業省の副大臣が祝辞

2001年02月19日 20時21分更新

文● ASCII24 Business Center 高島茂男

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JPドメイン管理会社の(株)日本レジストリサービス(以下JPRS)は19日、都内において設立記念パーティーを開催した。総務省と経済産業省の両副大臣のほか、関係者らが参加して、JPRSの門出を祝った。

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JPRS設立記念パーティー。鏡開きでお祝い

JPRSは、2月22日から優先登録申請が始まる「汎用JPドメイン」のスタートにあわせて昨年12月26日に設立された会社だ。(社)日本ネットワークインフォメーションセンター(以下JPNIC)が、特殊法人の縛りがあり行えなかったことを行なえるようにと、通常の企業と同じ“株式会社”を採用した。

JPRS代表取締役社長の東田幸樹氏は、「信頼性、利便性、安定性、経済性がJPRSのコンセプトだ。株式会社としての機動性を生かして、より安く国際競争力のあり、品質の高いドメイン名の提供を目指していく」と抱負を語った。

imageJPRS代表取締役社長の東田幸樹氏。JINIC副理事からJPRSの社長へ

総務省の小坂憲次副大臣は、「公共性を重視しつつ、安定性、信頼性を提供してほしい。競争力ある価格でと言っていただいたことは非常にうれしいこと」と、祝辞を述べた。

image総務省の小坂憲次副大臣「.netや.orgは取れなかった。ぜひとも“小坂憲次(kosakakenji).jp”を取りたいと思っている」

経済産業省の松田岩夫副大臣は、「日本のIT社会はスタートこそ遅くなかったが、現在先頭にいるとは言いがたい。政府もeジャパン戦略で一生懸命に頑張っている。ドメイン名はこれからの重要な基本財産。基本理念に基づいて頑張ってほしい」と、期待を表わした。

image経済産業省の松田岩夫副大臣「ドメイン名でいろいろ災いが起こりつつある。政府部内で対応を急いでいる」

慶應義塾大学教授でJPNIC理事長の村井純氏は、「“JP”というドメインを最初に取得した日のことを昨日のことのように覚えている。インターネットはどれだけ人と社会に貢献できるかが重要だ。厳しい目でアドバイスや指導、協力をお願いしたい」と、感慨深げに門出を祝った。

imageJPNICの村井純理事長「JPNICが育ててきたJPドメインをさらに競争力のあるドメインに」

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