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AMD、“HyperTransportテクノロジ”をシスコやサンなどが採用と発表

2001年02月15日 17時35分更新

文● 編集部

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日本AMD(株)の14日の発表によると、米AMD社は、台湾で開催中の“Platform Conference 2001”において同日、同社の“HyperTransportテクノロジ”の開発と広範な採用を促すために、コンピューター/通信業界の主要ビジネスパートナー企業100社以上と協力していることを発表した。業界を代表する企業である米ブロードコム社、米シスコシステムズ社、米NVIDIA社、米サン・マイクロシステムズ社は、各社が今後投入する製品の性能を向上させるため、AMDの“HyperTransportテクノロジ”を利用する予定。HyperTransportコンソーシアムも計画されている。

“HyperTransportテクノロジ”は、これまで“Lightning Data Transport”(LDT:コードネーム)と呼ばれていた新技術で、情報のやり取りを高速化し、ピークデータ転送レートは毎秒6.4GBになるよう設計されている。同技術によってパソコン、ネットワーク機器、通信機器内のチップ同士は既存技術を使用した場合に比べ、最大24倍のスピードで通信できるような設計を施しているという。また、ボトルネックを軽減し、コンピューター内部やネットワーク機器内部におけるデータ転送を高速化して、インターネット接続のパワーを増大させるように設計されている。

同社では、次世代プロセッサーを搭載したサーバー、ワークステーション、パソコンが、性能の新たな頂点に達することを目指しており、その一助とするべく“HyperTransportテクノロジ”の使用を計画している。

“HyperTansportテクノロジ”をサポートする製品は、デスクトップパソコン、ノートパソコン、ワークステーション、サーバー、インターネット通信用デバイスなどの分野で開発中。また、“HyperTransportテクノロジ”を使ったサードパーティー製品は、米アルテラ社、NVIDIAなどの企業から近日中にサンプル出荷される予定。

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