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登場間近? Apollo Pro266搭載マザーの展示がT-ZONE.PC DIY SHOPで始まる

2001年02月09日 20時47分更新

文● 小磯

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 第1四半期中の登場が噂される、DDR SDRAM対応のSocket370用チップセット“VIA Apollo Pro266”を搭載するマザーボード2製品の展示が、T-ZONE.PC DIY SHOPで始まった。

SouthBridge“VT8233”

 NorthBridge“VT8633”+SouthBridge“VT8233”(Ultra ATA/100対応)で構成されるApollo Pro266の特徴は大きく2つ。1つは、PC1600/PC2100のDDR SDRAMに対応し、最大メモリバンド幅2.1GB/秒と、Apollo Pro133A(1GB/秒)の倍以上である点だ。もう1つは、従来のPCIバスの倍となる266MB/秒のバンド幅を確保し、システム全体の性能を向上させる“V-Link”という独自バスを採用した点。V-LinkはIntelがi8xxチップセットで採用しているハブ・アーキテクチャと同じようなものだと捉えていいだろう。



Gigabyte「GA-6RX」

GA-6RX

 青い基板が目を引くのはGigabyteの「GA-6RX」。切り欠きが1つのDDR SDRAM専用DIMMスロットを4本搭載する(最大4GB)のと、一般的なマザーボードに比べてSouthBrideが端に寄った、ユニークなレイアウトだ。DIMMスロットのまわりを抵抗が囲んでいるのは、AMD760やALiMAGiK 1チップセット搭載マザーボードと同じ。



DIMMまわり
DIMMスロットの写真向かって右側1列に抵抗が並んでいる
詰め物
AGP Proスロットに差さっている“詰め物”

 拡張スロットはAGP Pro×1、PCI×5、AMR×1で、AGP Proスロットには、AGPのビデオカードを誤って差さないように、ストッパーがあらかじめ差さっている。また、オンボードでアナログ4チャンネルに対応するCreative製サウンドチップ“CT5880”や、RAIDレベル0/1に対応したRAIDコントロールチップ“PDC20265R”も搭載。Gigabyteの代名詞ともなったBIOS保護機構“Dual BIOS”にも対応する。また、FSB設定クロックは66/100/115/124/133/150/166MHzを設定可能で、電圧は自動設定。



近日入荷
店頭のポップは、近日入荷をうたっている

DFI「CD70-SC」

デイバッグ

 DFIの「CD70-SC」は何よりも、隣に置かれているデイバッグが気になる。なんでも「2月下旬発売予定で、初回出荷分にオマケとしてつくモノ」(T-ZONE.PC DIY SHOP)だとか。なんともゲームショップみたいである。



DFIロゴ
デイバッグはDFIのロゴ入りだ
CD70-SC

 マザーボードに目を移すと、DDR SDRAM専用DIMMスロットはGA-6RXより1つ少ない3本で、最大3GBまで増設可能。こちらも、DIMMスロットのまわりを抵抗が囲んでいる。
 拡張スロットはAGP×1、PCI×5、PCI/AMR×1で、AC'97準拠のコーデックチップ以外にオンボードのコントローラはなく、すっきりとした印象を受ける。FSBの設定など、詳細は現段階では不明。



メモリまわり
こちらも、DIMMスロットのまわりに抵抗が並んでいる
CPUまわり
CPUまわりの配列は、一般的なマザーボードと若干異なり、こちらも抵抗が取り囲んでいる。ソケットの両サイドに貼られた銀色のシート4枚を含め、理由や詳細は不明だ

 性能をはじめ、その能力は未知数だが、ついにDDR SDRAMに対応したPentium III用マザーボードがお目見えした意義は大きい。そんなマザーボードを一足早く見られる機会を見逃すテはないと言えるだろう。

【取材協力】

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