アーム(株)の7日の発表によると、英アーム社は現地時間の1月31日、2000年度(2000年1～12月)の業績を発表した。
それによると、売上は1億70万ポンド(約168億1690万円)で、前年比62パーセント増となり、純利益は3153万9000ポンド(約54億3400万円)、1株あたり利益は2.9ペンス(約15円)であった。
ARMアーキテクチャーを搭載したシリコンの出荷数が2倍以上に増加するなど好調な売上、ロイヤリティー収入と開発システムの売上の増加、ドル高などが好業績の要因としている。
同社のRobin Saxby(ロビン・サクスビー)会長兼CEOは｢2000年は好調のうちに終了し、この業界の勢いは変わっていません。業界筋によれば、組み込みRISCプロセッサー市場における当社のシェアは、58％から77％へ19ポイント上昇すると推定されています。これは、ARMアーキテクチャーが昨年、業界をリードするRISCマイクロプロセッサーであったことを明らかに示しています。ワイヤレス市場以外への出荷も成長を続けており、ARMマイクロプロセッサー約5000万個がパートナー各社を通じてネットワーキング市場に出荷されたほか、幅広い分野にわたって多くの新製品が発売されました｣とコメントしている。
