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【NET&COM21 Vol.4】USBキーも登場したセキュリティーゾーンが人気

2001年02月07日 17時52分更新

文● ASCII24 Business Center 高島茂男

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幕張メッセで開催中の展示会“NET&COM21”では、セキュリティー関連の展示がかなり多く、おおよそ展示全体の4分の1を占めている。

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NET&COM21の会場。時折みぞれ混じりの雨が降る中、熱心なビジネスマンが多く来場していた

セキュリティーのゾーンでは、日本セキュアジェネレーション(株)やチェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズ(株)、(株)ネット・タイムといった企業が大きなブースを構えていた。

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『Firewall-1』で有名なチェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズ(株)は、OPSEC(Open Platform for SECurity)アライアンスパートナーと共に大きなブースを出展

ファイアウォール製品やVPNといった製品が多く展示されていたほか、アクセスコントロールや暗号化のソフトウェアにも注目が集まっていた。インターネットを介した外部との接続に加えて、内部からの侵害にも注目が集まっていることを象徴しているといえる。

新たに注目を集めていた展示は、携帯電話やPDAにおける個人認証だ。企業において作業を行なえる人間を限定したり特定したりという用途のほか、今年4月1日に施行される“電子署名及び認証業務に関する法律”(紙ベースの契約を交わさなくてもよくなる法律)を睨んだ展示が行なわれいた。

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ICカードのチップ部分を提供しているブル(株)は、ICカードやシリアル接続の読み取り装置のほか、PCカードのICカード読み取り装置も展示。ただ実際にはシリアル接続の装置のほうが圧倒的に出ているという
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(株)NTTドコモの次世代移動通信サービス“FOMA”では、簡単に機種を変更できるカード『FOMAカード』が利用される。これはUIM(User Identity Module)カード(SIMカードとも呼ばれる)といい、内部に個人を特定する情報が格納されている
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米Compaq ComputerのPDA『iPAQ Pocket PC』。今年上半期に日本市場にも登場の予定だ。標準だと背面はただの黒いカバーだが、それをオプションと差し替えることでCFカードなどを利用できるようになる。ネット・タイムのブースでは、ICカード読み取り装置のオプションが展示されていた
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(株)アラジンジャパンは、USB端子に接続するUSBキー『eToken』を展示。電子証明書や秘密キー、公開キーなどをメモリー内に保存しておき利用する。NTTデータ・セキュリティ(株)やネット・タイムなどと協業しており、利用の下地ができてきた段階という

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