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ノルウェーのCRMソフトウェア開発会社SuperOffice ASAが日本法人設立

2001年02月07日 13時05分更新

文● 編集部 桑本美鈴

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ノルウェーのCRMソフトウェア開発/販売会社であるSuperOffice ASA社は7日、日本法人『スーパーオフィス株式会社』の設立発表を行なった。資本金は4000万円で、SuperOffice ASAが70%、シャープシステムプロダクト(株)(以下、SSP)が30%出資している。設立日は2000年12月7日で、本日行なわれるノルウェー大使館での設立レセプションに合わせての正式発表となった。

SuperOffice ASAは、CRMソフト『SuperOffice CRM』をワールドワイドで販売、現在11ヵ国語のバージョンを展開している。日本国内では'95年よりSSPが『The CONTACT Manager』という名称で販売しており、400企業4万ライセンスの販売実績がある。

同社は、エンドユーザーおよびSSPに対するサポート体制を強化し、またSSPだけでなく新たな販売チャネルを開拓するため日本法人を設立、現在新規販売パートナー契約について数社と交渉中だという。また、日本をベースにアジア地域にも事業を展開していくという。

日本法人はソフトウェア開発(ソフトの日本語化)、および販売パートナーへの製品販売、営業支援、技術支援を行なうほか、エンドユーザー向けのダイレクトサポートも提供する。日本法人としての販売目標は、2年後で全社売上(現在の全社売上は約30億円)のシェア10~15%という。

日本向けの製品としては、3月に『SuperOffice CRM5』を発売するほか、Microsoft.NETに対応したインターネット/イントラネット向け製品『CRM5.net』も年内にリリースするという。CRM5.netは、PCのほかPDAやiモード対応版も用意される。これらの製品の詳細は、3月に正式発表するという。なお、国内既存製品であるThe CONTACT Managerは今後CRM5に移行されることになる。

SuperOffice ASA社CEOのUne Amundsen(ウネ・アムンゼン)氏「SuperOffice CRMの2000年度新規ライセンス売上は欧州で2万2986ライセンス、新規顧客企業数は2007社と順調に伸びている。今後は欧州だけでなく日本でもThe CONTACT Managerを導入している企業をベースにしてさらに売上を伸ばせるだろう」
日本法人スーパーオフィス(株)代表取締役社長の中村薫氏「日本にも開発スタッフをおき、日本のユーザー向けにカスタマイズを行なう。SuperOffice CRMは、ユーザーインターフェースの使いやすさを追求し、また標準技術を採用してシステムのオープン性も維持する。さらに今後はiモードなどのモバイル環境にも対応していく」

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