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アンチウイルスのNetwork Associates、新CEOで同社は立ち直れるか?

2001年02月02日 14時48分更新

文● ASCII24 Business Center 高島茂男

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2月2日、日本ネットワークアソシエイツ(株)の同社オフィスにおいて、米Network Associatesの新CEOであるGeorge Samenuk氏およびMcAfee部門のPresidentであるGene Hodges氏が会見を行ない、2001年の同社の取り組みを説明した。

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米Network AssociatesのCEOであるGeorge Samenuk氏およびMcAfee部門のPresidentであるGene Hodges氏(左から)

米Network Associatesは昨年12月26日(現地時間)に、同社の第4四半期決算(9~12月)が赤字の見込みであるとの警告と共に、その責任を取る形で会長兼CEOのWilliam Larson氏ら最高幹部3名の退任を発表した。

年が明けた1月3日、George Samenuk氏が新CEOに就任する人事が発表された。同氏は、過剰在庫をオンラインで交換するサービスを提供する米TradeoutでCEOを務めていた人物だ。それ以前は米IBMで22年間働いており、いくつかのSenior Management職を歴任した経験を持つ。

シェアが1位か2位の分野に注力

Samenuk氏は、「わたしがCEOを引き受けた理由は3つある。まずすばらしい製品を持っていること。2つ目は同社の顧客に一流企業が揃っていること。そして3つ目が財務状態がよいことだ」と、同社が難しい時期にあるにも係わらずCEO職を引き受けた理由を説明した。

これからの戦略については、「顧客第一主義でいく。セキュリティやアンチウイルス、アベイラビリティーといった分野で顧客のニーズに応えていく」、「シェアが第1位か2位の分野は継続して取り組んでいくが、それを見込めない分野は投資を控えるか、中止する」という考えを明らかにした。

同氏は日本市場に関して、「日本市場が大切な市場であると認識しており、就任して30日しか経っていないが1週間滞在する。米国以外での売り上げ比率を高めていきたいと考えおり、米国:そのほかの地域の比率を50:50に持っていきたい」と語った。

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