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2000年度の優秀なデジタルコンテンツを選ぶ“第6回 AMD Award”、大賞はボイジャーの立ち読みシステム

2001年02月01日 22時42分更新

文● 編集部 桑本美鈴

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(社)デジタルメディア協会は1日、優秀なデジタルコンテンツなどの制作者を表彰する“第6回 AMD Award/Digital Contents of the Year'00”の授賞式を開催した。

AMD Awardは、デジタル作品の質的向上と人材育成を目的に、1年間に発売された国内デジタル作品の中から優秀作品を選び、その制作者の功績を讃えるもの。第6回となる今回は、2000年1月1日~12月31日までの1年間に日本国内で発売、または発表された、コンピューターを主なプラットフォームとするデジタルコンテンツを対象に審査が行なわれ、受賞作品が決定した。大賞は(株)ボイジャーの『ドットブック/立て書き・立ち読みシステム』。

授賞式では、大賞のボイジャーを代表し北村氏が「これまで電子本、電子出版にこだわってソフトを開発してきたが、インターネットの登場とともに、われわれは電子本というパズルの部品を作ってきたのだと思うようになった。部品は各所で出揃ってきており、これらを組み合わせて電子本の世界を作り上げたい」とコメント

受賞作品は以下の通り。

●大賞/総務大臣賞
  • 作品:ドットブック/立て書き・立ち読みシステム
  • 制作:(株)ボイジャー
  • 受賞者:(株)ボイジャー
●部門賞:Best Producer
  • 作品:アルファベット
  • 会社:(株)NHKエデュケーショナル
  • 受賞者:奈良和江((株)NHKエデュケーショナルチーフプロデューサー)
●部門賞:Best Director
  • 作品:ユニクロドットコム
  • 制作:(株)ファーストリテイリング
  • 受賞者:(株)ファーストリテイリング EC開発プロジェクトチーム
●部門賞:Best Music Composer
  • 作品:OOPS! Music Community
  • 制作会社:(有)スプー
  • 受賞者:(有)スプー OOPS!編集部
●部門賞:Best Visual Designer
  • 作品:マンダラ・コスモロジー チベット仏教の知恵と心の芸術
  • 制作/関連各社:(株)デジタローグ、(株)プロペラ・アート・ワークス、(有)アカンパニー・カンパニー
  • 受賞者:江並直美(アートディレクター)、木村真樹(デザイナー)
●部門賞:Best Writer
  • 作品:アプサラス
  • 制作:(株)コーエー
  • 受賞者:保坂正敏((株)コーエー執行役員)
●部門賞:Best Programmer
  • 作品:ファンタシースターオンライン
  • 制作:(株)ソニックチーム
  • 受賞者:中裕司((株)ソニックチーム代表取締役社長)
●海外作品賞
  • 作品:EXPERIENCE MUSIC PROJECT
  • 制作:EXPERIENCE MUSIC PROJECT
  • 受賞者:EXPERIENCE MUSIC PROJECT
  • 作品:Diablo II
  • 制作会社:Blizzard Entertainment
  • 受賞者:Blizzard Entertainment
●審査員特別賞
  • 作品:プレイステーション2
  • 制作:(株)ソニー・コンピュータエンタテインメント
  • 受賞者:岡本伸一((株)ソニー・コンピュータエンタテインメント常務兼開発研究本部本部長)
  • 作品:椎名林檎 インターネットライブ
  • 制作会社:東芝EMI(株)
  • 受賞者:東芝EMI(株)社長室ニューメディアグループ、同Virgin本部DomesticA&R部A&R2Group、同ストラティジックマーケティング本部映像部、(有)ソリッドボンド
●功労賞
  • 受賞者:糸井重里(コピーライター)
●技術賞
  • 作品:ASIMO
  • 開発:(株)本田技術研究所
  • 受賞者:ASIMO開発チーム
  • 作品:Napster
  • 受賞者:Shawn Fanning(Napster開発者)
  • 作品:google.com
  • 開発:Google
  • 受賞者:Larry Page(Google社CEO)、Sergey Brin(Google社プレジデント)
●ミレニアム特別賞
  • 作品:i-mode着信メロディ配信システム/サーバー開発
  • 会社:(株)ゼン
  • 受賞者:宮田人司((株)ゼン代表取締役社長)
デジタルメディア協会代表の山科誠氏。「デジタル時代となり、ハードだけでなくコンテンツの進歩も激しくなった。インターネットは、まだ国民全員が使えるわけではないが、2010年にはほとんどの人が利用できるようになり、本格的なデジタル時代に入るだろう。われわれもそのデジタル社会に貢献できるよう努力したい」
片山虎之助総務大臣。「ブロードバンド時代にふさわしい作品ばかりだ。初めてパソコンで立ち読みをやってみたが楽しかった。IT革命を進めることが経済構造、社会構造の改革につながる。インターネット網を整備し、よりよいデジタルコンテンツ環境を整えることが重要。IT革命の主要部分を担う役所として努力しようと思っている。制作者のみなさんには時代の流行を作ってもらいたい」
第6回 AMD Awardの受賞者たち

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