1月30日に一部で報道された、ザウルス向けBluetooth対応コンパクトフラッシュ(CF)カードについて、シャープ(株)から正式な発表があった。
CFカードタイプのBluetoothモジュール「DC2C1BZ001」。サイズは42.8(W)×49.4(D)×3.3~9.0(H)mm。CFカードのPHSアダプタ「P-in Comp@ct」がTypeIIで長さ50mmだったのに対し、本モデルはTypeIなのでより多くの携帯端末に接続できるはずだ。各社の対応(ドライバの提供)が期待される。 |
1月31日に発表されたのは、型名「DC2C1BZ001」のBluetooth対応CFカード(TypeI)と、Bluetooth対応組み込み用モジュール「DC2D1BZ001」(ベースバンド内蔵チップ)&「DC2D1BZ002」(RFモジュールチップ)のセット。いずれも、現段階ではハードウェアの開発が完了した発表であり、量産開始時期はそれぞれCFカードタイプが3月、モジュールタイプが7月となっている。
編集部が大阪広報室に質問したところ、「CFカードタイプはPCなどをターゲットに開発したもの。ザウルス(CFカードスロットを備えたMI-E1)についても対応する予定で、発売は春頃になる」とのこと。一方、モジュールタイプは「PC、携帯情報端末、携帯電話など幅広い機器に組み込めるものであり、シャープからこれを組み込んだ製品の発表も検討中」との回答で、あくまで編集部の予測だが、搭載製品登場時期は量産開始の7月頃が有力かと思われる。
サンプル価格は、CFカードタイプが2万5000円、ベースバンド内蔵モジュールが1万円、RFモジュールが8000円。
組み込み用モジュール「DC2D1BZ001」(左)&「DC2D1BZ002」(右)。CFカードタイプともども、現在はBluetooth V1.0B規格に準拠しているが、今後V1.1への対応も予定されている。 |