このページの本文へ

イメージワン、600万画素デジタルカメラバックと大型印画紙プリンターを発売

2001年01月30日 22時59分更新

文● 編集部 佐々木千之

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

(株)イメージワンは30日、デンマークのImacon社製の中・大判カメラに装着して使用する業務用デジタルカメラバック『FlexFrame』と、スイスのGretag Imaging社製大型レーザー印画紙プリンター『LightJet 430』を販売開始したと発表した。

FlexFrame

FlexFrameは、“ハッセルブラッド”や“マミヤ”などの中判や大判カメラのフィルムケースの代わりに装着するカメラバックタイプの製品。横36.9×縦23.6mmの600万画素(3000×2000ピクセル)CCDを搭載し、16bit階調での撮影が可能。IEEE1394インターフェース経由で、WindowsパソコンまたはMacintoshに接続して使用する。通常の1ショット撮影(1回のシャッターで撮影する)のほか、4ショットモード、16ショットモードでの撮影が行なえることが特徴。価格は349万円。

『FlexFrame』
『FlexFrame』多くの中・大判カメラに装着可能だが、フィルム巻き上げがモータードライブの必要がある
FlexFrameの下面
FlexFrameの下面。CCDを冷やすためのファンが搭載されている。4/16ショット撮影時は振動を抑えるために停止するしくみになっている

4ショットモードでは、1回のシャッターごとに1ピクセルずつCCDを移動し、4回のシャッターで1つの画像を撮影する。16ショットモードでは、1回のシャッターごとに0.5ピクセルずつCCDを移動し、16回のシャッターで1つの画像を撮影するというもの。この機能により、従来の1ショット撮影では難しいとされていた、ポスターなどの大型印刷物向けの撮影が行なえるという。

Imacon、地域販売部長のアンデルス・ヨハンセン氏
Imacon、地域販売部長のアンデルス・ヨハンセン(Anders Johansen)氏

LightJet 430

LightJet 430は、200dpiまたは300dpiの出力解像度で、最大縦128.7×横306cmのカラー印刷が可能な、レーザー方式の大型印画紙プリンター。インターフェースはSCSI 2、プリンター制御コマンドはPostScript 3を利用している。最大サイズの印刷にかかる時間は、200dpiで5.8分、300dpiでは11.1分。サイズは幅224×奥行き163×高さ168cmで、重さは826kg。価格は2500万円。

『LightJet 430』
『LightJet 430』。4000万~5000万円クラスの製品の性能を備えているという

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン