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エリクソン、携帯電話の自社生産から撤退

2001年01月26日 22時54分更新

文● 編集部 佐々木千之

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スウェーデンのエリクソン社は26日(現地時間)、携帯電話端末の自社での生産を終了し、世界各地の工場をシンガポールのFlextronics社に譲渡することで合意したと発表した。

この合意によって、4月1日よりエリクソンの持つ生産設備(ブラジル、マレーシア、スウェーデン、英国、および米国工場の一部。中国でのジョイントベンチャーによる設備は除く)は、Flextronicsに移管されることになる。各工場で働く4200人の社員はFlextronicsに移籍する。

また、台湾のGVC社とも携帯電話の開発と生産について協調していくことで合意したと発表された。このアライアンスは昨年8月にエリクソンが発表した、台湾のArima社との、エントリーレベルの携帯電話端末の開発と製造に関するアライアンスを補うものとしている。

携帯電話端末の生産を全面的に外部に移管することで、エリクソンは研究開発、設計、販売、マーケティングに集中するとしている。

26日に発表された2000会計年度(1~12月)の決算報告によると、売り上げは2736億クローナ(約3兆3000億円)と前年比27%、税引き前利益では287億クローナ(約3470億円)と75%の伸びとなっている。

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