アキバではさまざまな規格に対応したHDDの外付けケースやキットが並んでいるが、特に最近になって関連する新商品が続々登場している。そんななかから、今回は3製品をピックアップしてみた。
HDD内蔵? 注意が必要なSCSI/USB両対応ケース
センチュリー製「IJP-3500URS/KIT」は、SCSI-2とUSBに両対応する外付けHDDケース。IDEの内蔵HDDを、内部でUSB/SCSI変換する。どちらかと言えば運搬用というより、据え置き型の外付けHDDケースといったところ。
気になるのはパッケージの表記。“5400rpmドライブ内蔵”という文字が躍っているにも関わらず、実際には搭載していないのには注意が必要。ちなみに販売しているZOA 秋葉原本店のポップには1万5800円という価格が書かれている。くれぐれも勘違いしないように心がけたい。
キットであることを説明するシールに、HDDを搭載していない旨が説明されているが、これはちょっとわかりにくい |
対応OSは以下のとおり。
SCSI接続時:Windows 95OSR2/98/Me/2000、Mac OS 8.1/8.6/9.0/9.0.2/9.0.4
USB接続時:Windows 98/Me/2000、Mac OS 8.6/9.0/9.0.2/9.0.4
IEEE1394ハブ機能搭載ケース
デンノーから販売された製品は、内蔵用のIDE HDDを外付けIEEE1394 HDD化する「FireWireハードディスクケース」。2.5インチHDD用と3.5インチHDD用の2種類が同時に登場した。同製品はIEEE1394ハブ機能も持っており、6ピンのポートを2つ搭載。
同製品はZOA 秋葉原本店が販売中。価格は、2.5インチHDD用が1万1800円、3.5インチHDD用が1万2800円。対応OSは、Windows 98SE/Me/2000とMac OS 8.6以降となっている。
内蔵用HDDを強引に外付けで使うUSBキット
USER'S SIDE本店が5980円で販売している「USBtoIDE/ATAPI Device」は、IDEのHDDを力技で外付けにしてしまう、半ば強引なキットだ。パッケージには、ACアダプタ(端子がPC内蔵機器用の4ピン方式になっている)と、USB-IDE変換ケーブル、そしてIDE延長ケーブルが入っている。写真をみていただくと分かりやすいのだが、HDDへの給電はACアダプタからとる形になっている。
パッケージの中身。ACアダプタが大きすぎるのが残念だ。ちなみに、USBケーブル単品での給電はできない |
なお、同店では内蔵用HDD冷却静音化ボックス「SMART DRIVE」とセットでも販売するという。セット価格は1万800円。ちなみに、SMART DRIVE単品の価格は同店で5980円なので、セットにすると1000円ほどお買い得だ。
SMART DRIVEと接続している端子部分。IDE延長ケーブルと電源延長ケーブルをSMART DRIVEの中に入れて使う |