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ソニー、第3四半期の連結業績は722億3600万円の黒字

2001年01月26日 16時18分更新

文● 編集部

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ソニー(株)は25日、2000年度第3四半期(2000年10~12月)、および9ヵ月通期(2000年4~12月)の連結業績を発表した。

それによると、第3四半期の売上は2兆1103億9400万円で、前年同期比10.1%増となり、純利益は722億3600万円、1株あたり利益は73.3円であった。9ヵ月通期の売上は5兆3672億5800万円で、前年同期比6.7%増となり、純利益は37億6200万円、1株あたり利益は5.6円であった。

第3四半期は、ゲーム、映画、その他の分野で損失を計上したものの、エレクトロニクス分野で極めて好調に推移した。ゲーム分野では、日本やヨーロッパでは、『プレイステーション 2』と『PS one』の販売が好調に推移しハードウェアの売上が増加したものの、ソフトの売上が大幅に減少したことで全体で減収となった。米国ではソフトの売上が減少したものの、10月に『プレイステーション 2』を発売したことでハードウェアの売上が増加し、全体で増収となった。その結果、連結売上高は、ゲーム分野でほぼ前年同期並だったものの、エレクトロニクス分野で大幅増収となったほか、映画、保険、その他の各分野で売上が増加したことで、前年同期比約10%の増収となった。

2000年通期(2000年4月~2001年3月)の業績見通しは、『プレイステーション 2』の増産体制の確立が遅れたことなどにより出荷台数の見通しの下方修正や、ソニーが約51%を出資する連結子会社であるアイワ(株)が24日に発表した372億円の純損失見通しなどを見込んで、2000年10月に発表した業績見通しから、売上高が7兆2000億円(前年度比8%増)、純利益は50億円(同96%減)に下方修正した。

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